
■Dark Passion Play Nightwish
クラシック(オペラ)とメタルのミクスチャー・バンド。ジャズ+ヒップホップやロック+ソウルとかなら迷うことなく大好物だが、まさかこんなスタイルのバンドを気に入ることになるとは想像すらしてませんでしたよ! シンフォニック・オーケストラとのコラボが「お芸術」方向でなく「大衆」的に響くのが、断然好みです。
年明けくらいに前作「ONCE」を聴いてそれがとても良かったんだけど、そのときには既に印象的な女性ボーカル、ターヤが脱退したというニュースを見ていて、なんかバンドに対する気持ちがトーンダウンしてしまいました。
なので、先日、タワレコの店頭でこの新譜を見かけたときも、「あーそういえばボーカルが代わったんだよなあ」と思い出してあまり気乗りしないまま、とりあえず試聴することに。
・・・やっぱ、かっこいいよ、ナイトウィッシュ!!!!
たしかに新女性ボーカル、アネットは前任者と違う個性の持ち主だが、シンフォニックでスケールが大きく、かつ映画やゲーム音楽を思わせるキャッチーさも溢れているナイトウィッシュの音楽にはこういった可憐なアプローチの歌声もよく似合っていると思います。なんならより一層「大衆」感がアップしたようにも感じられたり。民族音楽的なテイストも含むインスト曲「Last Of The Wilds」からドラマティックな「7 Days To The Wolves」につながる、大作映画のクライマックスを彷彿とさせる展開とか、ホント素晴らしいっすねえ(^^)
■Avenged Sevenfold Avenged Sevenfold
こちらもHR/HMバンドの新譜。ここにきてまたメタル熱がぶり返し気味に(^^;
いかにもな感じでアグレッシヴな1、2曲目もかっちょいいのですが、一口にヘビメタとは括れない個性の曲も収録されていたりいて、ガンズ&ローゼスがよくひきあいに出されているのにも納得なロックンロール・バンドですな。
なかでも男気が漂うアコースティックなロッカバラード「Dear God」には痺れました。つーか、ロッカバラードなんて単語を思い出すのはかなり久しぶりだ(^^; 古臭いってこと? いやいや、スタンダードっちゅうことです!!
■Lost & Found: Rockabilly & Jump Blues Keb Darge, Cut Chemist
えっと、こいつはDJのカット・ケミストとケブ・ダージによるコンピレーションCD。ただし内容はブレイクビーツでもヒップホップでもレアグルーヴでもファンクでもソウルでもラテンでもなく、帯から引用すれば「埃にまみれた最上級のヴィンテージ・ロカビリー」っていうんだからなんだか吃驚。
こっち系はちっとも明るくないのでここに収められた曲も演奏者もよく知らないものが大半なのだが(チャック・ベリーとリンク・レイくらいだなあ)、ミスドでかかってるオールディーズとは一線を画す“ヤバさ”は確かに感じられる。
今年はTwo Lone SwordsmenとかShop Boyzとか、なぜかAny Old Rock&Roll(ジーン・ビンセント、チャック・ベリー、リトル・リチャード&バディ・ホリー・・・ね♪)系のヤバさとイナセさを想起させる新譜をよく聴いていたので、それらとぴったり繋がっている気がして不思議。時代は今、ロックンロールなのでしょうか。勿論、それなら大歓迎!!
■Born Too Loose Johnny Thunders
というわけで、いつでも心底かっこいいロックンローラーといえば、ジョニサンでしょう。「You Can't Put Your Arms Around A Memory」を聴いて涙腺が緩まなくなったら、もうオレは生きていく価値が無い・・・・・・なんてね(^^;
■花と雨 SEEDA
新譜販促用のインタビューをいくつか目にした上で、ぼくが買ったのは昨年リリースのこれ。和製ヒップホップの熱心なリスナーではないぼくがシーンを云々することは出来ないし、SEEDAというMCのプロフィールもよく知らないからなんかいう資格もあまり無いと思う。
でも・・・「初めて外からネオンを見た時 この街の弱さに気付いた時」とはじまる「DAYDREAMING」から「1980練馬に生まれひばりヶ丘団地記憶の先へ」というフレーズが1980年に練馬区の小学校に通っていた小学生だったぼくに感慨深く突き刺さる「LIVE and LEARN」へとつながり、肉親の死という誰にでも起こり得ることだけど誰とも共有できないことを真摯に誠実にラップした「花と雨」に結実する一連の流れには・・・なんといったらいいかわかんないけど、ヤラれたよ。
「最後にさよならは 言えないさ」・・・ホントにそうだな、その通りだな・・・。
もしヒップホップが「自分ではどうしようもない哀しさ」を表現できるメディアだとしたら、東も西も北も南も青も赤も黒も白も黄も、そんなん関係なく、21世紀のブルース・フォームなんだと言えませんか・・・言えませんか?・・・まあ、いいや・・・それこそ、そんなん関係ねえ!
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