実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
■実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(2007) 監督:若松孝二
この映画からぼくが感じ取ったことを一言でいうならば、それは、「日本的な在り方だなあ」ということ。
1970年生まれのぼくにとって連合赤軍は歴史でしかない。ただ、その分もしかしたらリアルタイム世代よりも俯瞰して眺められたかもしれないと思う。
この映画の中の若者たちが「目的と手段を取り違え、袋小路へと突き進んでいく」姿は、連合赤軍に特化したことでもなんでもなく、日本の歴史~現在に何度となく見られるものだ。もちろん同様の姿は日本だけでなく世界のあちこちで今も頻繁に見られることでもあるが、ここでぼくが感じた「目的と手段の転換」の様子、その「転換の仕方」が日本的なものなんじゃないか、ということだ。太平洋戦争、オウム、ニ・ニ六事件、ライブドア、耐震偽装、明治維新・・・・・・ここから想起する「日本的な在り方」の類型は枚挙に暇がない。どれもこれも「目的と手段の取り違え」があり、その「転換の仕方」に日本的なものを感じさせる。そしてそれは、家庭や会社、ご近所付き合い、趣味のサークル、スポーツ活動など我々の日常にも、もちろん多く見られるものだ。
克服する必要も無いし克服が出来るとも思わないが、折に触れこの「日本的な在り方」を自覚し可能な範囲で慎重に行動したいとは思う。この「日本的な在り方」の典型が行き着いた悲惨な出来事を描いた作品を見て、ぼくが感じたのはそういうことだ。
なんてとりとめなく書いていて思ったが、やっぱり今でもぼくたちに足りてないのは「勇気」なのかもしれないなあ。
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