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2008/06/12

08年04-06月のヘビィローテーション・ディスク

というわけでついに3ヶ月まとめてになってしまいましたが・・・ヘビロテ更新しときましょう。
040601
Light from Above Black Tide
全員10代(Voは録音時14才!)のメタルバンド。エクスキューズを必要としない、スカッと爽やかに爆走するヘビメタ・サウンドに心を洗われるかのようです。ロックにおいて若いってのはそれだけで価値がある、とあらためて思ったよ。若くてバカでうるさくって、それでいーのだ。
【My ★★★★★ Tune】
「Shockwave」、「Show Me The Way」、「Hit The Lights」
 ⇒BLACK TIDE / LIGHT FROM ABOVEのレビューfrom:METALGATE BLOG
オイラのとは違ってしっかり書いてあるレビューはこちらで(^^)
Inflikted Cavalera Conspiracy
と書いたそばから、これ聴くと「若けりゃいいってもんじゃないゼ!」てなことも言いたくなったり(笑)
元セパルトゥラのカヴァレラ兄弟が永年の確執を越えて再び手を結んだ・・・という事実が大きいらしいのですが、もちろんにわかメタルファンのぼくにはそのありがたみがわかる訳も無く・・・だたし、試聴一発で購入を決定させてド迫力サウンドは聴けばわかりましたよ!斧をブンブン振りまわすヴァイキングのような重く破壊力抜群のギター&ドラムは、マジで無敵だ。
【My ★★★★★ Tune】
「Inflikted」、「Terrorize」、「Hearts Of Darkness」
The Formation of Damnation Testament
で、いろいろメタルを聴いている限りでは、やっぱり、なんつーか、米産の乾いた感じのものが好みのようです・・・今のところ。
これはアメリカ西海岸スラッシュ・メタルバンドの最新作。やっぱり好みかも。ボーカルが男らしくてカッコいいっす。
【My ★★★★★ Tune】
「The Evil Has Landed」、「Henchman Ride」
040602
HEAVEN SEEDA
前々作『花と雨』が素晴らしかったSEEDAの最新ソロ作。SEEDAで「オッ」と思ったのは、メジャーからのリリースだった前作『街風』の新譜販促インタビューで「やりたいことが全然できなかった」、「やりたくないことをやらされた」など、メジャーの制作環境への不満を堂々と発言してたこと。ブログでの愚痴ならともかくセールス・プロモーションの場でなかなか言えることじゃないよね。もちろんそれを載せたいくつかの媒体もエラいけど。
で、さらに「カッコいいじゃん!」と思ったのは前作から半年もたたずにキチンとこの『HEAVEN』を作ってインディー・リリースしたこと。文句だけなら誰でも言えるけど、ちゃんとそれを実行できるのは、そうはいってもなかなか難しいわけで・・・SEEDAはオトコですな。
もちろんただ出しただけじゃなくって、内容も素晴らしい。
(リリックをまにうければ)売人で逮捕経験もあるSEEDAが、そのことをラップするのは、決して「ハードコア気取り」なわけじゃなく、都市生活者のリアリティの一部を描写したに過ぎないからなんだとぼくは感じます(よくある意見でスンマセンね)。臭いものに蓋をするだけで、世の中が「キレイ」になるんなら、それはそれでいいけどさあ、まあ、んなことないじゃんか絶対に。自分としては普通に過ごしているつもりでも、気付くと外れてたりハミ出てたり浮いていたりうまくいかなかったりして、都市に流れついた多くの人々のためにロックもヒップホップも落語もプロレスも存在するんだと思うよ。
【My ★★★★★ Tune】
「空」、「紙とペンと音と自分」、「Monkey see Monkey do」
Third Potishead
ええっと、何年振りなんだろう。とにかく超久々のポーティスヘッド。この人たちの音楽にぼくが期待する要素はきちんと入っていて、なおかつかつてより幾分、厭世観的なものが薄れ、アグレッシヴに響くのがうれしい気がする2008年。
【My ★★★★★ Tune】
「Plastic」、「Machine Gun」
Ode to the Ghetto Guilty Simpson
まずジャケがいいよね。イイ音が聴こえてきそうだもん。
内容もバッチリ。煤けているけどバラエティに富んでいて飽きさせません。
今は特にメロウ・チューンの「Kinda Live」にメロメロです!
【My ★★★★★ Tune】
「Ode to the Ghetto」、「The Future」、「Kinda Live」

あとは新旧取り混ぜてダダッと羅列・・・
New Amerykah Part One: 4th World War Erykah Badu
Amplified Q-Tip
The 4th Quarter Funky DL
Shine A Light The Rolling Stones
Rock For Light Bad Brains
The Godly Work Of Art Arise
Are You Dead Yet? Children Of Bodom
Attack Dead Child
Ego Trippin' Snoop Dogg
他にもなんかあった気もするが、とりあえずこんな感じで。
来月からはやっぱり1月毎更新を心がけよう(^^;

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2008/06/05

select#19 Best of SOULQUARIANS

とういうわけで今回のセレクト合戦は「ベスト・オブ・ソウルクウエリアンズ」。
「ベスト・オブ・~」というのがお題だったわけですが、レーベル、作詞家、バンド・・・といろいろ考えた結果、これになりました。
ソウルクウエリアンズとはエリカ・バドゥ、ディアンジェロ、クエストラヴ(ドラマー、exザ・ルーツ)、Jディラ(トラック・メイカー)、ジェイムス・ポイザー(キーボード奏者)などによるプロデュース・チーム。NYのエレクトリック・レディ・スタジオを根城にさまざまな傑作曲、傑作アルバムを生み出してきました。・・・と過去形なのは既にチームは自然消滅しているらしいことと、重要なメンバーであるJディラが一昨年に故人となってしまったことによります(涙)。
ぼくはとにかくディアンジェロの『Voodoo』というアルバムが好きで、オールタイムトップ10に必ず入れるだろうくらいに愛してやまないのですが、そのアルバムを支えていたのも、もちろんこのソウルクウエリアンズ。
彼らのサウンドにはマイルス、ビリー・ホリディ、ジミヘン、スライ、プリンス・・・などの影が見え隠れし、また良質なポピュラー・ミュージックである部分と実験心あふれるクリエイティビティとがバランスよく同居していて、なんつーか、聴いてて楽しいのです。
ポップスと実験のバランスという点ではカンタベリー勢なんかも髣髴とさせますかね。
過去の偉大な黒人音楽の伝統を受け継ぎながらも、現代のリアルなストリート・ミュージック・フォームとしてのヒップホップ、R&Bをサウンド・メイクしたソウルクウエリアンズはブラック・ミュージックの理想的で幸福な一形態と言えるんじゃないかなあ、と思います。

【参考リンク】⇒ The Soulquarians
【参考書籍】⇒ 『bmr 08年5月号』 エリカ・バドゥの新譜発売に伴うかなり濃い座談会が載ってます。

Soul001
■01.Green Eyes Erykah Badu from:『Mama's Gun』
オールド・ファッションなジャズ小唄かと思いきや、メドレー形式のように次々とメロディー、演奏が変化していくという不思議な曲。
■02.You Got Me The Roots feat. Erykah Badu from:『Things Fall Apart』
エリカ・バドゥが前曲とはうって変わったパワフルな歌を聞かせる、ザ・ルーツの代表曲。ご存知の方は当然ご存知でしょうが、このザ・ルーツはバンド・スタイルでライヴでは生演奏もするヒップホップ界では珍しいグループ。ドラマーのクエストラヴは、このセレクトの中の他の曲でも演奏しています。
■03.Time Travelin' (A Tribute To Fela) Common feat. Vinia Mojica, Roy Hargrove, and Femi Kuti from:『Like Water For Chocolate』
サブタイトルを見れば一目瞭然。フェラ・クティのアフロ・ファンクの影響下にある曲です。
■04.Water No Get Enemy D'Angelo, Femi Kuti, +Macy Gray feat.Roy Hargrove, Nile Rodgers, The Soultronics+Positive Forse from:『Red Hot + Riot』
さらにフェラ・クティ・トリビュート・アルバムからカバー曲も。月並みでしょうが、やっぱりマイルス『オン・ザ・コーナー』を思い出します(^^;
■05.Spanish Joint D'Angelo from:『Voodoo』
今セレクトのハイライト、本命曲。20世紀の黒人音楽~ブルース、ジャズ、ソウル、ファンクの各要素に、ロック・テイストもまぶして煮込んだごった煮サウンドなのに、サラリと洗練された後味が舌に残る至高の名曲。1999年の発売以来、なんど聴いても飽きさせません。とはいえ、だからって10年もネクスト・アルバムを待たせんなよ、ディアンジェロ(>_<)
■06.Sometimes Bilal from:『1st Born Second』
そのディアンジェロの線をちょっと細くしたような個性を持つ、同じタイプの男性シンガー。良い意味でジャジーなサウンド。
■07.Dynamite The Roots from:『Things Fall Apart』
上記のように夭折の天才トラック・メーカー、Jディラとザ・ルーツのコラボ作。燃える男のファンク・トラック。
■08.So Far To Go J Dilla feat. Common & D' Angelo from:『The Shining』
芸の幅の広さもJディラの持ち味。こちらはなんともアブストラクトかつ心地良いドリーミー・トラック。
■09.Tell Me Slum Village feat. D' Angelo from:『Fantastic, Vol. 2』
割とオーソドックスなジャジー・ヒップホップ。だからこそ、なのか、ここでもディアンジェロがキラリと光るいい仕事してます。
■10.Say It (Instrumental) J Dilla from:『Jay Love Japan』
ちょいと一息。小洒落たサンプリング曲で一服してください!?
■11.The Light (Remix) Common feat. Erykah Badu from:『J Dilla Remixes』
再びエリカ客演曲。今度はコモン作品。そーいえばこの2人って付き合ってたんですよね!?別にだからどうっていう訳でもないけど(笑)
■12.Otherside Of The Game Erykah Badu from:Baduizm
ラストはしっとりめで。この曲とは関係ないけど、今年出たエリカ・バドゥのシングル曲「Honey」のPVは有名黒人音楽アルバムをパロッた衝撃(笑撃)の傑作。音楽ファンならまず楽しめるので、未見の方は是非!!

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