2008/10/28

select#20 バカバカしい曲から始まって真面目な曲で終わる12曲

「バカバカしい曲から始まって真面目な曲で終わる12曲」
という今回のセレクト合戦のお題を見て、すぐに思いついたのは、レゲエ・ミュージック。
愛と平和も聖と性もガンとガンジャも良くも悪くもなんでもかんでも、歌いあげ、喋り倒し、踊り狂うタフな音楽。
とんでもなくバカバカしい曲もとてつもなくシリアスな曲も違和感なく共存できる生活密着型が基本スタンス。
秋田県とほぼ同じ大きさの島に福島県の人口とほぼ同じ約260万人が住むカリブ海の小国ジャマイカで生まれたレゲエが世界中で聴かれ親しまれ愛されいるのは、きっと人間に不可欠なポジティブなバイブレーションを内包してるからなのかもなあ、なんて時々思います。

で、レゲエの名曲をセレクトしようと思ってあれこれCDを引っ張り出してみたんですが・・・ジャマイカだけでも、スカ~ロックステディなどのヴィンテージ・レゲエからボブ・マーリーやジミー・クリフなどのルーツ・レゲエ、レゲエ・ミュージック最大の発明品の一つダブ、"現場"の圧倒的な支持のもと進化・増殖・繁殖し続けるリアルタイムのダンスホール・レゲエ、さらに英国や米国、欧州各地に加えアフリカ大陸にまで広がっているワールドワイドなシーンすべてを、わずか12曲にまとめることなど・・・無理無理(^^;
そもそも、個人的にも、90年代はじめに大ハマりしたレゲエから、その後ちょっと距離を置くようになったのも、あまりのリリース量にギブ・アップしたからですしね。
なので、方向性を絞ることにしました。それはぼくがちょっと距離を置いている間に、質も量も充実の一途を辿っていて、毎夏には横浜スタジアムに3万人をコンスタントに集めるまでに成長したジャパレゲ・・・日本人によるレゲエ・ミュージック!
もともとミュート・ビートやスカパラのファンだったぼくは日本人がジャマイカン・ミュージックを演ることに対しての偏見はまったく無いのですが、それにしてもこのバラエティ豊かでオリジナリティに溢れる、現在のジャパレゲ・シーンの百花繚乱ぶりには、「こんなになってたんだ!!」という驚きでいっぱいです。

というわけで、まあほとんどのセレクト参加者の方々にはほとんど馴染みが無いだろうと思いますが(^^;
ジャパレゲによる「バカバカしい曲から始まって真面目な曲で終わる12曲」セレクト、
難しいこと考えずに楽しんでいただければ幸いです。
じゃ、行こうっ!

Sor02
■M-01.カンフー・ファイター Fire Ball from:SOUNDS OF REVOLUTION
イントロの叫び声からはじめたくて選びました(^^)
ジャッキー・チェンのスネーク・モンキーとかドランク・モンキーとかクレイジー・モンキーとかのカンフー映画の世界を下敷きにした陽気なスカ・ナンバーですが、意外とスキルフルなのが聴きどころ、かと。
ちなみにこの後、何度も登場するFire Ballは3DJ(ヒップホップでいうところのラッパー)+1シンガーの4人組。
Am02
■M-02.実の娘をナンパ ランキン・タクシー from:アミシャツ魂
ぼくが高校生のころ深夜テレビで見かけて「この人なんだろう?」と思っていた日本のレゲエDJの草分け、ランキン・タクシーによるキャッチーな(?)、これもスカ・ナンバー。衝撃的なタイトル&コーラスですが、よく聴くと落語の人情噺にも似たあじわいが・・・あるような、ないような(^^;
Tora02
■M-03.しからば!!! Papa B from:TORA TORA TORA
酒飲み賛歌。今年の5月、横浜赤レンガ倉庫であったレゲエ・イベントで、この曲がはじまった途端、狂ったように騒ぎながら、人混みを掻き分け、最前列まで踊り進んだオニーサンが、印象的でした。
Ls0202
■M-04.音楽平和党 Papa-B & Takafin from:LIFE STYLE RECORDS COMPILATION VOL.2
このセレクトをみなさんに聴いていただくころには、衆院選挙戦真最中になるのかなあ、とか思って選んでみたんですけど、まあ、なんだか、こういうことになってます(笑)
冗談ソングですが、100%冗談ってわけでもないんだろうところが、なんちゅーか、粋なかあ、と。
Genki02
■M-05.GENKI-DESUKA? Tony Matterhorn, Richie Feelings, Sami-T & Masta Simon from:レゲエ野郎5 「GENKI-DESUKA?」
日本が誇るワールド・チャンピオン・サウンド・システム、マイティ・クラウンが、日本人制作としては初めて(ぼくの記憶がたしかならば)ジャマイカで流行らせたリズム・トラックによるアゲアゲ・ナンバー。
ちなみの前曲に登場するスポーツ平和党の党首が多用するフレーズがこの「元気ですか?」だったりするのは、だからなんだって話ですが、狙ってます(笑)
Ckb0802
■M-06.Thirtyseven Degrees powered by CKB-Annex Crazy Ken Band from:CKB OFFICIAL PROMO MIX/DJ KENTA
前曲でカッチョいいDJを披露しているSami-TがCKBの曲をリミックス。煽りMCもSami-T。カッコいいっす。
Hg02_2
■M-07.Oasis Home Grown Feat. Pushim, Moomin, Papa U-Gee, RYO The Skywalker, Fire Ball (Chozen LEE, Criss & JUN 4 Shot), Keyco & Papa B from:Home Grown
後半戦のトップはジャパレゲ・イベントを支えるバンド、ホーム・グロウンのアルバムから、ジャパレゲ・オールスターズによるレゲエ賛歌。イイ曲です。
Ituns02
■M-08.NICE TIME Rickie-G from:iTunes store
「うたうまいなぁ」と素直に思ったジャパレゲ・シンガー、リッキーGによるボブ・マーリー曲のアコースティック・カバー。この曲も元々大好きだし、このバージョンも最高だと思います!
085902
■M-09.No Peace No Life Rickie-G Feat. Chozen Lee(Fire Ball) from:am08:59
で、そのリッキーGのアルバムから、Fire BallのDJ、Chozen Leeとのコンビネーション・ナンバー。メッセージの内容は、もしかしたら月並みかもしれないけど、凛とした雰囲気が、聴き流せないテンションを保ってるんじゃないかなあ。
Tear02
■M-10.TEARDROPS Fire Ball from:iTunes store
さらにFire Ballのシリアス・メッセージ曲。真面目なだけじゃなく、ホロ苦さがあるのが秀逸か、と。
多分、レゲエやジャパレゲに関して「チャラい男女がチャラチャラ聴いてる中身空っぽのダンス音楽」と思ってる人も多いだろうし、まあ、そういう部分がなかったりはしないのも確かだけど(笑)、例えばこういうトピックの曲を、チャラチャラくんやチャラチャラちゃんにお届けしているのも、またレゲエ・ミュージックだったりもするんだよね。
Piyh02
■M-11.PLACE IN YOUR HEART Fire Ball from:PLACE IN YOUR HEART
とはいえ、前曲が重いので、たとえばこの曲は対になるかなあ、と思ってセレクト。これも結構きびしいこと言ってるけど、まあ、合わせて「おまえもがんばれよ」(ジミーちゃん風)ということで。つーか、ぼくが好きなポピュラー・ミュージックは全部そういうことをいってるのかなあ、なんて言ったりなんかしちゃったりして(R.I.P.広川太一郎)
Eg02
■M-12.EVER GREEN RYO the Skaywalker from:EVER GREEN
8月のハマスタ。横浜レゲエ祭。 RYO the Skaywalkerが「大切な人を亡くしたことある奴は天にピースサインでも一本指でも拳でもなんでもいいから挙げろ」と言ったから、ぼくも思いっきり力強く拳を挙げてみた。自分の貧相な弱そうな拳を見た。拳の向こうに高い高い青い青い空が見えた。周りのチャラチャラのニーチャンやネーチャンが手を挙げていたのも見えた。
だから、なんだってんだ。アリスの武道館じゃねーんだぞ(古いね^^;) みんなで拳を挙げたり、手ぇつないだり、合唱したり・・・歌声喫茶か、ここは。とか、いろいろ思った。こんなんくだらねえと思った。
でも、正直に書けば、そんとき、オレは泣いた。そして、ぼくの大切なあの人たちに、どうか届きますように、と、こんな無心論者が誰に祈るんだかわかんねえけど、とにかく、祈った。挙げた拳にありったけの力をこめて、みた。
で、RYO the Skaywalkerはこの曲を歌った。
こういう風にあの人たちのことを思う瞬間が2008年の夏に、ふと、訪れた。
墓参りもお盆も、ジャパニーズ宗教儀式にはまったく関係を示さないオイラが、そう思えた夏の一日が、レゲエ・ミュージックによってもたらされたってことは、そんなに小さくはないかもしれない。けど、あいつもあいつも(ちなみにそのうち1人は父、ね)、そんなん、オレらしくねえじゃん、って舌を出して笑ってるかもね。
まあ、でも、だから・・・だからなんだってんだ。

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2008/06/05

select#19 Best of SOULQUARIANS

とういうわけで今回のセレクト合戦は「ベスト・オブ・ソウルクウエリアンズ」。
「ベスト・オブ・~」というのがお題だったわけですが、レーベル、作詞家、バンド・・・といろいろ考えた結果、これになりました。
ソウルクウエリアンズとはエリカ・バドゥ、ディアンジェロ、クエストラヴ(ドラマー、exザ・ルーツ)、Jディラ(トラック・メイカー)、ジェイムス・ポイザー(キーボード奏者)などによるプロデュース・チーム。NYのエレクトリック・レディ・スタジオを根城にさまざまな傑作曲、傑作アルバムを生み出してきました。・・・と過去形なのは既にチームは自然消滅しているらしいことと、重要なメンバーであるJディラが一昨年に故人となってしまったことによります(涙)。
ぼくはとにかくディアンジェロの『Voodoo』というアルバムが好きで、オールタイムトップ10に必ず入れるだろうくらいに愛してやまないのですが、そのアルバムを支えていたのも、もちろんこのソウルクウエリアンズ。
彼らのサウンドにはマイルス、ビリー・ホリディ、ジミヘン、スライ、プリンス・・・などの影が見え隠れし、また良質なポピュラー・ミュージックである部分と実験心あふれるクリエイティビティとがバランスよく同居していて、なんつーか、聴いてて楽しいのです。
ポップスと実験のバランスという点ではカンタベリー勢なんかも髣髴とさせますかね。
過去の偉大な黒人音楽の伝統を受け継ぎながらも、現代のリアルなストリート・ミュージック・フォームとしてのヒップホップ、R&Bをサウンド・メイクしたソウルクウエリアンズはブラック・ミュージックの理想的で幸福な一形態と言えるんじゃないかなあ、と思います。

【参考リンク】⇒ The Soulquarians
【参考書籍】⇒ 『bmr 08年5月号』 エリカ・バドゥの新譜発売に伴うかなり濃い座談会が載ってます。

Soul001
■01.Green Eyes Erykah Badu from:『Mama's Gun』
オールド・ファッションなジャズ小唄かと思いきや、メドレー形式のように次々とメロディー、演奏が変化していくという不思議な曲。
■02.You Got Me The Roots feat. Erykah Badu from:『Things Fall Apart』
エリカ・バドゥが前曲とはうって変わったパワフルな歌を聞かせる、ザ・ルーツの代表曲。ご存知の方は当然ご存知でしょうが、このザ・ルーツはバンド・スタイルでライヴでは生演奏もするヒップホップ界では珍しいグループ。ドラマーのクエストラヴは、このセレクトの中の他の曲でも演奏しています。
■03.Time Travelin' (A Tribute To Fela) Common feat. Vinia Mojica, Roy Hargrove, and Femi Kuti from:『Like Water For Chocolate』
サブタイトルを見れば一目瞭然。フェラ・クティのアフロ・ファンクの影響下にある曲です。
■04.Water No Get Enemy D'Angelo, Femi Kuti, +Macy Gray feat.Roy Hargrove, Nile Rodgers, The Soultronics+Positive Forse from:『Red Hot + Riot』
さらにフェラ・クティ・トリビュート・アルバムからカバー曲も。月並みでしょうが、やっぱりマイルス『オン・ザ・コーナー』を思い出します(^^;
■05.Spanish Joint D'Angelo from:『Voodoo』
今セレクトのハイライト、本命曲。20世紀の黒人音楽~ブルース、ジャズ、ソウル、ファンクの各要素に、ロック・テイストもまぶして煮込んだごった煮サウンドなのに、サラリと洗練された後味が舌に残る至高の名曲。1999年の発売以来、なんど聴いても飽きさせません。とはいえ、だからって10年もネクスト・アルバムを待たせんなよ、ディアンジェロ(>_<)
■06.Sometimes Bilal from:『1st Born Second』
そのディアンジェロの線をちょっと細くしたような個性を持つ、同じタイプの男性シンガー。良い意味でジャジーなサウンド。
■07.Dynamite The Roots from:『Things Fall Apart』
上記のように夭折の天才トラック・メーカー、Jディラとザ・ルーツのコラボ作。燃える男のファンク・トラック。
■08.So Far To Go J Dilla feat. Common & D' Angelo from:『The Shining』
芸の幅の広さもJディラの持ち味。こちらはなんともアブストラクトかつ心地良いドリーミー・トラック。
■09.Tell Me Slum Village feat. D' Angelo from:『Fantastic, Vol. 2』
割とオーソドックスなジャジー・ヒップホップ。だからこそ、なのか、ここでもディアンジェロがキラリと光るいい仕事してます。
■10.Say It (Instrumental) J Dilla from:『Jay Love Japan』
ちょいと一息。小洒落たサンプリング曲で一服してください!?
■11.The Light (Remix) Common feat. Erykah Badu from:『J Dilla Remixes』
再びエリカ客演曲。今度はコモン作品。そーいえばこの2人って付き合ってたんですよね!?別にだからどうっていう訳でもないけど(笑)
■12.Otherside Of The Game Erykah Badu from:Baduizm
ラストはしっとりめで。この曲とは関係ないけど、今年出たエリカ・バドゥのシングル曲「Honey」のPVは有名黒人音楽アルバムをパロッた衝撃(笑撃)の傑作。音楽ファンならまず楽しめるので、未見の方は是非!!

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2007/04/25

夏's 明るい系セレクト

Tokyocalling02
これがセレクト合戦、2回目のジンクスなのかあ(>_<)・・・と唸るくらいに難産でした。
激しい/暗い/かっこいい/キレイ/うっとり/和む/うるさい/さわやか/切ない、とかだったらなんとなく曲調が浮かぶんですけれど、「明るい」というのが盲点だなんて、今回のお題に接するまでは自分でも気がつきませんでしたよ。

例えばラテン・・・たしかに明るいイメージだけれど、意外とメロディーは湿ってたりしませんか。
他にはロックンロール・・・特にオールディーズものだったりすれば明るく楽しいといえるだろうけど、ぼくが選ぶとなるとどうしても演奏のディテールやボーカルのノリだったりとかの「かっこよさ」に耳が行きがちで、気付くと明るいかどうかは気にならなくなってしまってたりとか。
はてさて、ワンコードのファンクは明るいのか、暗いのか?
マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフのブルーズは明るいのか、暗いのか?
さらにここに歌詞の観点なんか加わると・・・もうてんやわんやですよ!

なので開き直り、明るい→楽しい→おもしろい→ユーモア、という連想ゲームを経て、ネタCDにしちゃいました。
全体のコンセプト・モチーフはジャケを見ていただければ一目瞭然のあの超有名アルバムから。
で、なぜ、写真の人物がこの人なのかは、1曲目の冒頭を聴いていただければ判明します・・・
以下は各曲紹介にて!

M1_1
M-01.One Night In Tokyo /Colder from:Modern Wild Dub: Dread Meets Disco Punk Rocker Downtown
パンク/ダブのコンピレーションから。
曲名でお分かりの通り、Tokyo→Londonという安易な発想から、今回のコンセプトが生まれました(笑)
ゆらゆらと気だるいダブ・ソングなので、明るい曲というにはちょっと無理があるなよなぁと自分でも思いながらも、ジャケットとの連動が閃いた時点からこれ以外の1曲目は考えられなくなってしまったという・・・正直、スマンです(^^;

M2_1
M-02.Brand New Cadillac /The Pirates from:Skullduggery
この元ネタならば2曲目は「新型キャディラック」しかないですよね。パブ・ロック・バンド、パイレーツの昨年出た新譜(!)からのチョイスです。あーカッコいい!

M3_1
M-03.Go Lil' Camaro Go /The Ramones from:Halfway to Sanity
キャディラックの次はカマロかなと・・・ここも安直な繋ぎでどーもすみません。ジョーイ・ラモーンとデュエットしてるのはデボラ・ハリー。
ま、どうってことのないロックンロール・ソングなんだけど、1:13からのブレイクがカッコ良すぎて鼻血が出ます!

M4_1
M-04.I Can't Stand It /The Specials from:More Specials
男女ツイン・ボーカル曲をもう一つ。この曲はホントに心の底から大好きで、いやあ、もう、いつ聴いてもイイ曲だなあと思います!

M5_1
M-05.Lovers Rock /Dennis Bovell & Dub Band from:Audio Active
UKダブ・マスター、デニス・ボーヴェルによる、元ネタ・アルバム収録曲と同名異曲のラヴァーズ・ダブ・チューン。聴いてると、心がほんのりあたたかくなるという意味ではこういうのも明るい曲、ですよネ。

M6_1
M-06.Fuego /Kumbia Kings from:Fuego
メキシコ系アメリカ人のバンド、クンビア・キングスの曲。クンビアと今様R&B、ヒップホップのハイブリッド・ミュージック。とにかく楽しい!

M7_1
M-07.Bubba Talk /Bubba Sparxxx from:The Wash
このセレクトの選曲で非常に悩みまくっていたとき(え、そうは見えない選曲ですか^^;)、通勤途中に聴いてたiPod Shuffleから流れてきて、とても脱力した曲(笑)
脱力しつつ、なんだかこういうのも明るい曲っていうのかもな、と思えてきたので、選んでしまいましたとさ。なはは

M8_1
M-08.Last Fair Deal Gone Down /Jon Langford from:All the Fame of Lofty Deeds
数年前にタワレコで試聴したときに、ジョー・ストラマーみたいでカッコいいなと思い、購入したCDからの曲。今回のセレクトにぴったりでしょ(笑)

M9_1
M-09.I'm Not Down /Thea Gilmore from:UNCUT - White Riot Vol One - A Tribute To The Clash
ここらで元ネタ・アルバム収録曲のカバーも一曲。英国雑誌UNCUTの付録CDから。
原曲のメロディーの良さがよく伝わる好カバーだと思います!

M10_1
M-10.Texican Style /Los Lonely Boys from:Sacred
威風堂々とクラシック系ロックをブチかます、一昨年のグラミーも受賞した期待のラティーノ・ロック・バンド、ロス・ロンリー・ボーイズのイナたい曲。脇目も振らずに時代錯誤(^^;な大味さが、とってもイカしてるバンドです!

M11_1
M-11.Blue Motorcycle Eyes /Havana 3 A.M. from:Havana 3 A.M.
元ネタ・アルバムの名曲群の中でもとりわけ人気の高い(でしょ?)「ブリクストンの銃」を書いたポール・シムノンのバンド。発売当初は、イマイチ、サウンドのペナペナ具合に納得いかなかったような記憶もあるが、今聴くと実にいい湯加減のロック・アルバムだったりします。この曲もカッコ良さと軽さが同居していて、丁度いい塩梅ですよ!

M12_1
M-12.Dub In Vain /Primal Scream from:Echo Dek
なぜかぼく的には、ストーンズ~クラッシュ~プライマル・スクリームっていうのがUKロックの一つの流れなのかなあ、なんて感じるんですが、どうでしょう??
最後はそのプライマルの、元ネタ・アルバムのラスト曲と似たタイトルのこのダブ曲で締め(ダジャレかよ←さまぁ~ず三村風で)。でもこの曲、ロックのダブとしては最高の出来だと思います、やるなあ、エイドリアン・シャーウッド!

というわけで、こんなネタ・セレクトを聴いていただいてどうもありがとうございましたっ。


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※セレクト合戦 BBS For セレクト合戦
複数の参加メンバーが、お題に沿った12トラックを選曲したCD-Rを、
曲名、演奏者名を伏せて交換するプロジェクト。
第17回になる今回のお題は「明るい系セレクト」でした。

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2006/12/11

音楽ファンとしての自己紹介

このエントリーに書いたように、この秋は「セレクト合戦」というとても面白い企画に参加しておりまして、みなさんから届いたCD-Rを「フンフン♪」と聴きながら、参加者の方々のブログやBBSに感想を書かせてもらったりしています。

で、フラッと参加して、しかも「秋のなごみ」というお題に、ヒップホップのセレクトなんか出しちゃったりなんかしちゃってて、気付けばぼくがどういう音楽を好んで聴く奴なのか、というインフォメーションが、まったく無いままに失礼しちゃっている気もしてきましたので(^^;
時折、ここや昔のサイトに書いてたこととかと重複しちゃうと思いますが、改めて音楽ファンとしての自己紹介を、ま、軽めに、散文的に、ではありますが、書いておきたいと思います!

音楽ファンの方からも、そうでない方からも、よく訊かれてしまう質問に「一番好きなバンド(アーティスト)は?」てのがあります。実に困ってしまう質問で、本当は「そんな一番が簡単に決められるくらいならば、こんなに山程CD(やレコード)を買いやしないよ!」なんて思いもアタマをよぎったりしてるんですが、もう開き直って元気良く満面の笑みですかさず「ストーンズ!!」と答えることにしています(^^)

Bero02
いや、別に嘘でもなんでもなくて、心の底からローリング・ストーンズが大好きなんですけどネ。ただゴニョゴニョとつい言い訳したくなる部分があるとすれば・・・想像上のよくいるストーンズ・フリークみたいな「いかにもロッキン」なニュアンスをイメージされると、それはちょっと違うかな、と・・・まあ煙草はマルボロですけど・・・。ぼくにとってのストーンズは、「史上最高最強のロックンロールバンド」であると共に、ブルーズ~R&B~ソウル~ファンク~ニューソウル~レゲエ/ダブ~カントリーロックなどの世に数多ある素敵な音楽へ導いてくれた恩人でもあって、そんな思いを込めて「ストーンズ!!」と答えているんですよ、伝わるかどうかは、ともかく、ね。

でも、もう少し突っ込んでいうならば、ぼくが好きなのは「黒人音楽全般及びそこからインスパイヤされた音楽」ということになるのかもしれません。でも、それって20世紀以降の「大衆音楽全般」といっているのとあまり違わないかもしれません(^^; あー、だからその手の質問苦手なんだよなあ。

ま、この調子で書き続けていると変に理屈っぽくなりそーなので、ちょっと書き方を変えて、特にマイ・フェイバリットなミュージシャン(バンド)の固有名詞をダラっと挙げていくことにしましょうか。

■ローリング・ストーンズ
上記の通り。ちなみに楽曲なら「悪魔を憐れむ歌」、アルバムなら「メイン・ストリートのならず者」がベスト・・・ってことになりますが、「ダーティ・ワーク」やら「アンダーカヴァー」やら昨年の「ビガー・バン」なんかも結構好きです。おっと、あと忘れちゃならないのがキースの1stソロ。Get02
■マイルス・デイヴィス
「ゲット・アップ・ウィズ・イット」がフェイバリット。ジャズ・ジャイアンツ・・・というより、唯一にして空前絶後の「マイルス・ミュージック」をつくり続けたミュージシャンとして好きです。
■エリック・ドルフィー
マイルスとは逆に、ジャズ・ミュージシャンという括りの中で最も気になるのは、この人。
■グレイトフル・デッド
聴かず嫌いだった時期もあったので、その反動からか一機にのめり込みました。とはいえデッドヘッズになる根性はありません(^^; 緩くてスケールの大きな演奏をするロックバンドとして、好き。
Dont02
■ムーンライダーズ
そういえば上に書いた質問の際に、たま~に、このバンドの名を出して、相手を煙に巻くこともあります(笑)。大好き。
■ザ・クラッシュ
■ニール・ヤング
■ルー・リード
■ドクター・フィールグッド
とつらつら挙げてけばキリの無いロックンロール関係は、今パパッと浮かんだ限りではこんなとこでしょうか。プライマル・スクリームなんかも好きですけどね。
■トリッキー
ブリストルの奇人。彼のつくる「変な」音楽には、なんかいつも同調しちゃう。
■ボブ・ディラン
ちゃんと聴くようになったのは実はここ数年です。なのでかなり今更な感じなのですが、やっぱカッコいいっすよねえ。
Meri02
■クレイジーケンバンド
昨年来、このブログの更新内容の過半数はここんち絡み(笑) ズッパマリ、でございます。


ああ、もう、なんかこのまま延々続けられてしまいそうだ(笑)またここでチェンジ・オブ・ペースしよう!
ぼくはあまり一つのジャンルをズブズブと掘っていったり、シャカリキに気に入ったアーティストのディスコグラフィーを埋めたりとか、そういう方面には興味が持続しない性質なんで、上記フェイバリット達も含め、常にジャンル/時代横断的な乱聴が基本です。昨日は中華だったから今日は洋食にしよう・・・あ、昼はパスタ食ったから、イタリアン以外で、と・・・メキシカンかアメリカンか?、とかそんな夕飯のメニューを選ぶみたいに音楽を聴いているのかも。こう書くとなんか軽薄だなあ(>_<)

だもんで、いわゆるマイ・ブームがコロコロ変わり、それに翻弄されつつ、実は楽しみながら、いろいろ聴いています。
Game02
2006年はロックンロールとヒップホップがマイ・ブーム。ルースターズやパイレーツ、AC/DCやロス・ロボスなんかをガンガン聴きながら、一方でリアルタイムのヒップホップと以前は聴き逃していた「ウエッサィ」な米西海岸系ヒップホップなんかをダラダラと聴く毎日。次のブームの兆しとしては、ヴィンテージなレゲエ・ミュージックとか日本製ヒップホップ、ビッグバンド・ジャズ、演歌(笑)辺りがちょいときておりますが、結局全然関係ないところへいきなり突き進む可能性も大。
ここ数年のマイ・ブームには、フランク・ザッパ狂いだとかモダン・ジャズ再入門だとか矢沢永吉熱ぶり返しだとかニューヨーク・パンクかぶれだとかノルウェーの「ジャズランド」(レーベル)発見だとか台湾・香港ポップスの可憐さに傾倒だとか昔探していたダブ盤のCDリイシュー増えたねワァ~イ祭りだとか、そんな感じか(^^;

Dub02
ダブといえば、こんなぼくのランダム・リスニング・スタイルの基礎になったのには、そのダブとかレゲエの影響がデカいのです。こっからはちょっと抽象的になっちゃうけど、メロディーやコード進行やハーモニーとかを、仮に時間座標ってのがあるとして、のx軸だとするならば、ダブの発想や手法ってのはy軸になるのかなあ、と。つまりメロディーらは音楽における「時間を司って」いるのに対して、音響やミキシングは「空間を司って」いたりするようなイメージを持ったわけですよ。だからダブやレゲエに出会ってからはそれまで聴いていたジャズやロックの聴き方も、シフトチェンジしたみたいに感じます。Ape02
メロディーやコードを追いながら、同時にその音楽の「空間的」な響きを意識するような…とでもいいましょうか。まあ、ぼく個人の脳内でおこった出来事ですからね。判り辛くて当たり前(おっ逆ギレか・笑) つい勢いで書いちゃいましたが、別に同意は入りません(^^;

うう、「セレクト合戦」の皆様を中心に、改めてわかり易く自己紹介でも・・・と思っていたのに、こんなになっちゃたなあ(ため息)

ま、でも折角書いたので(笑)、アップします。結局ぼくはこんな調子です。なはははは。

※おっと追記
ムーンライダーズの名曲(迷曲?)、「マニアの受難」の歌詞が、このエントリーのまとめにふさわしいような気がしてきたので、引用しておくことにしよう(^^)

ぼくは運べない 交換できない ものが好き/売りものにも 何にもならない ものが好き/ポケットにも 入れられない ものが好き/戦争になっても 持って逃げれない ものが好き

・・・ん?かえってとっちらかりましたか(笑) ま、いいじゃん(^^)

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2006/11/25

夏's 秋のなごみセレクト

Akinonagomi002自分のセレクトの曲目発表です。
今回、セレクト合戦に初参加ということで、結構どうしようか考えちゃいましたが、この秋のマイ・フェイバリット・ソングとなったスクリッティ・ポリッティの「ブーン・ブーン・バップ」の、ヒップホップへの愛を詰め込んだ歌詞がアタマから離れなかったので、ぼくはぼくなりの「ヒップホップ・愛」を込めて選曲してみました。
もちろんお題の「秋のなごみ」も意識して、なごめる感じのトラックを中心に選んだのですが・・・
どうでしょう?


Sp11
M-01.The Boom Boom Bap /Scritti Politti from:White Bread Black Beer
と、冒頭にも書いたように、この秋のマイ・フェイバリット・ソング。グリーン・ガートサイド(英国人・51歳)が、世界の中心ならぬロンドンのハックニーで宅録した「ヒップホップ・愛」がかなり心を直撃です。"Yes Yes Y'all(イエッエスッヨー)"はセイレーンの呼び声、とか泣けるんだよなあ、クーン(>_<) そして曲の後半でランDMCのファースト収録曲のタイトルを羅列する辺りとかは、もう、まじヤバいです、感極まります。
・・・そのまま、勢いでランDMCのファーストの曲をダダッと並べて、このセレクトを完成させてしまおうかという思いもよぎりましたが、すんでのところで思い止まりました(^^;
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M-02.The World Is Yours /Marc Mac Presents: Visioneers from:Dirty Old Hip Hop
ヒップホップ好き英国人つながり・・・というのは、選んでから思いついた。
4ヒーローのマーク・マックが生演奏でナズのヒップホップ・クラシックをカバーしたものです。ピート・ロックによる原曲トラックもジャジーでメロウなのですが、ここではビブラフォンの涼しげな音も心地良く、より一層メロウ成分多めに。
 
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M-03.Be /Common from:Be
この曲のイントロのベースのカッコ良さは、ほんと、もう、どうなっちゃうの、って、いうくらいにヤバいですよねえ。コモンの落ち着いた声のラップも渋いっす。AORですな、AORのRはRapのRで!

Atcq11_1
M-04.Can I Kick It /A Tribe Called Quest from:People's Instinctive Travels and the Paths of Rhythm
ベース・イントロつながり。ロック・クラシック、ルー・リードの「ワイルドサイドを歩け」をサンプリングしたこの曲も、がっちりヒップホップ・クラシックに。いつ聞いても、いいよね、これ、完璧。

Rhyme11_1
M-05.Down By Law /Rhymefest from:Blue Collar
“ミスター・ブルーカラー”による埃っぽい“ダーティー・サウス・ヒップホップ・ブルース”。ジャズもブルースもヒップホップに絡めると、そのサウンドの持ち味を損なわぬままに現代仕様になるのが、いいね。ヒップホップっていう「発明」は、やっぱ画期的だわ。

Pimp11_1
M-06.Free /Pimp C from:Pimpalation
サウスつながり、か。
トム・ペティ・ソロ名曲「フリー・フォーリン」をサンプリング。いなたく粘ったビートが雰囲気出してます。

Cc11_1
M-07.The Garden /Cut Chemist from:The Audience's Listening
サンプリング・アートの現時点での到達点の一つ。といっても全く小難しくなくポップに響くのが、なんだか感動的。サンプリングしたアストラッド・ジルベルトの声(なの?歌いなおしなの?)が、まるで端からこの曲のために用意されていたかのように、スムーズなんだよね。 

Kurupt11_1
M-08.Whut The People Say /Kurupt from:Against the Grain Volume 1
今回のセレクトの目玉曲かもしれない。命名“ネオアコ・ラップ”(笑)
非公式盤なのでサンプリング・クレジットは無し。このチョー爽やかなアコギは何処から持ってきたんだろ?
ま、聞いてて気持ちいいので、んなことどうでもいいっちゃ、いいんですけどネ!

Lsb11_1
M-09.On a sunday afternoon /A Lighter Shade Of Brown featuring Huggy Boy from:Greatest Hitz
日溜り系(^^)
チカーノ(メキシコ系アメリカ人)・ユニットによる曲です。これも強烈に和むブツなんですよねえ。

Quick11_1
M-10.Quik'z Groove II (For U 2 Rip 2) /DJ Quik from:Way 2 Fonky
まったりインスト・ヒップホップ。これも浸れます。後半のギター・フレーズが胸に染みる!

200111_1
M-11.The Message /Dr. Dre featuring Mary J. Blige & Rell from:2001
西の名手ドクター・ドレがヒップホップ・ソウルの女王を迎えて作った、至高の逸品。気だるく中毒性のあるビートにはまったら抜け出せないかも!?

Sd11_1
M-12.Light (Our Time) /Spencer Doran from:Puzzles
前トラックからオリエンタルな弦フレーズをそのまま継承したかのように聞こえるインスト曲でシメ。


聞いてくれた人どうもありがとう!!

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※セレクト合戦 BBS For セレクト合戦
複数の参加メンバーが、お題に沿った12トラックを選曲したCD-Rを、
曲名、演奏者名を伏せて交換するプロジェクト。
第16回になる今回のお題は「秋のなごみセレクト」。ぼくは今回が初参加になります。

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