2007/03/28

ムーンライダーズ 30年のサバイバル

昨日NHK-BS2で放送された「ムーンライダーズ 30年のサバイバル Who's gonna die first?」が、とても素晴らしい内容だった。『最後の晩餐』のファースト・トラックに使用されているアンディ・パートリッジのMCを使用した粋なオープニング・タイトルからはじまって、スタジオ・ライブとメンバー6人揃ってのインタビューが交互に出てくる構成の全てがまったくもって素敵で、しかもラストに変則編成によるギターバトル入りの「冷えたビールがないなんて」が待っていたなんて!
どこをとってもムーンライダーズの魅力と制作スタッフの「ライダーズ愛」がギュウギュウに詰まっていて、良かっ

たところを挙げるとホントきりがないんですけど、敢えて何点か書いてみよう。

・番組中盤のインタビュー場所が素敵。おそらくNHKの屋上なんだろうと思うけど、「東京一は日本一」なバンドに東京の風景は似合い過ぎですよ!
・「DON'T TRUST ANYONE OVER 30」の歌詞アレンジが素敵。最近ライブには行っていないんですけど(というか1回しか行ったことないや^^;)、いつからこのサビで年齢がカウントアップするアレンジなんでしょうか?これ、ちょっとスゴい、スゴ過ぎ。ハードボイルドかつセンチメンタルな歌詞の内容がライダーズ自体の存在とあいまって、破壊力が格段にパワーアップしてます。比喩表現じゃなく、テレビ見ててあまりの衝撃にのけぞりました!
・下北沢ロフトでのインタビュー時に岡田徹が披露した白井良明・母の火打ち石エピソードが素敵。この日本一のひねくれものバンド(もちろん、誉めてます!)を支えていたものの中に、こうした「まっとうな日本人の美しさ」が
あったという事実に胸を打たれました。しかも、こんなイイ話をサラッとめに発言した岡田氏、照れて反応しない良
明氏ともに、いかにも「江戸前」なんだよねえ。よっ、江戸っ子!!
・番組サブタイでもある「Who's gonna die first?」の演奏がロックンロールしまくりで素敵。ドラム、ベース、ヴァイオリンがゴリゴリ迫り、良明氏のギターソロはグイングインしてて、もう嫌っちゅうくらいにロックンロール!中でももっともロックしてたとぼくが感じたのは慶一氏のニール・ヤング風(?)なザクサク・ギター。このツイン・
ギターの絡み合いがホント最高で、曲の終盤では「ユー・リアリィ・ガット・ミー」リフも飛び出してました!
・くじら氏が朗々とうたう「帰還~ただいま~」が……素敵。インタビュー部分で件のハイジャック事件のことを話した後だからね、これまた超強力に決まってますよ!実はこのハイジャック事件は、個人的に仕事上の思い出もあったりとかして、12年後の距離感の中で語られるエピソードの自然さが、なんかピンときましたね。それにしても、あの事件の直後に書かれた(しかもメンバーが当事者・被害者だったのにも関わらず)「年老いたハイジャッカー/今日こそ 輝いていたいんだろう」というフレーズは……ちょっと表現が思いつかないほど、素晴らし過ぎですなあ。

ほらね、やっぱりきりがないでしょ(笑)。なので、ひとまず番組についてはこのくらいにしておこう。ちなみにスタジオ演奏された曲目は以下の通り。

スパークリングジェントルメン
モダーン・ラヴァーズ
elephant
スカーレットの誓い
青空のマリー
DON'T TRUST ANYONE OVER 30
Who's gonna die first?
帰還~ただいま~
ボクハナク
夢ギドラ 85'
Cool Dynamo, Right on
涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない
冷えたビールがないなんて

で、勢いで「ムーンライダーズの12曲」もセレクトしようかとチャレンジしたけど、植木等さんが亡くなったこんな夜にそれはやっぱり無理そうなので、また今度ね。
さよならは夜明けの夢に♪

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2006/11/04

Sugar Hill Street #5

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Sugar Hill Street(木/25:35~/日テレ)

ついにというかやっとというか、とにかくはじまった、日本の地上波での本格的なヒップホップTV番組。まずそのざっくりとした感想から書けば、「うん、なかなかいいんじゃない」といったところ。これを見ていると「やっぱヒップホップいいよなあ」とか「カッコいいよなあ」とか「楽しそうだなあ」とか、素直に思えるのがイイと思う。で、その部分に大いに貢献しているのが、ALI-Tこと有田哲平(くりぃむしちゅー)の存在か。メジャーな日本のテレビの「登場人物」である彼が、愛情を持ってヒップホップ・カルチャーに接しているサマが、役割を決めて展開される通常のバラエティ番組との違いを醸しだしているのが興味深いし、なかなか奇跡的なキャスティングができたんじゃない、って気がしますよ。

見る前の嫌な予感としては、日本のヒップホップを持ち上げようとするあまりに、本場USのシーンを無視しちゃうような、ドメスティックな閉じたものになったりして・・・というのもありましたが、いい意味で日米の垣根を意識しないというか、日本じゃなく米でもない「ヒップホップ・ワールド」についての番組になっているのも好感が持てます。

今回のゲストはI.B.B.とDJ KAORI。まさに“テレビ向き”のヒューマン・ビート・ボックス・チーム、I.B.B.はともかく、DJ KAORIに関して的確にインフォメーションできていたかは正直、?っぽかったかな。ただ番組の雰囲気がそうさせるのか、ALI-Tやジブラの“がんばっていない感”がうまく伝染したのか、そもそもの「芸能人/タレント」と「ヒップホップ人」とのテンションの違いがそのまま反映されているのか、トークは本当にいい湯加減で、良かったと思いました。あ、でも単に“よそ行き”だったのかな・・・だったらそれはちょい問題だけど、まあ、単に慣れなんだろうから、今んとこはいいでしょう。とにかくいえることは続いて欲しいよねってこと。

と、まあ、基本的には好意を持って見ているのですが、やっぱりいくつか苦言というか要望というか不満もあります。それは番組(特にトーク部分)のつくりのこと。ノウハウがまるっきり通常のテレビ番組なのが、なんだかなあ、と。具体的にはインサートの入れ方とか、編集の仕方、です。例えるなら、せっかく素材はヒップホップなのに、ミックスダウンを歌謡曲やポップスのやり方でやられちゃったみたいな、とでもいいましょうか。不協和音やスクラッチ、サンプリングなど、従来のポップスの手法とは違うつくり方がヒップホップの大きな魅力のひとつなんですから、テレビの制作チームもいったんテレビのお約束から離れてもいいんじゃないかなあ。同ポジでガンガンぶっつないでもイイと思うし、発言者の顔がオフでも気にしねえとか、オフライン編集をそのままオンエアしちゃうみたいなざっくり感が、かえってヒップホップらしいような気がするけどなあ。あとスタジオ明る過ぎでしょ。ストリートなので、昼の日の光が当たっているという照明コンセプトなのかもしれませんが、それにしてもただのベタ明かりに見えますよ。DJブースの辺りとかはもっと暗くていいと思うし、他にも落とすとこ落として、普通のテレビ番組とは違う質感が画面上も欲しいところです。その方が意外となごやかなトークとのコントラストがもっと活きて、よりヒップホップらしい番組になる気がするんですが、どうですか!?

実はそこら辺が一番難しいだろうこともわかっているんですけどねえ。でも、音楽制作の現場だって何年もかかって、歌謡曲とは違う音楽のつくり方のノウハウが蓄積されていっているわけですから、テレビだってがんばりましょう。とにかく、ここから、です。
この『Sugar Hill Street』を今後も期待をこめつつ見ようと思います!!

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2006/03/02

NHKスペ「永ちゃん~」

■NHKスペシャル「永ちゃん 俺たちはもう一度走れるだろうか」(2006/02/26O.A.)

矢沢永吉、というよりも矢沢ファンのドキュメンタリー。
ナビゲーターは作家の重松清で、雑誌「TITLe」 2004年10月号特集 「矢沢永吉 その照らし出す世界」に掲載されていた「人生で大事なことは、みんなYAZAWAに教わった」という記事の映像版のような内容でした。

まず感動的だったのはNHKスペシャルの枠、地上波のゴールデンで、事件や事故に巻き込まれたわけではない「普通の人々」の映像がたくさん見られたこと。それぞれは短いシーンながら一人一人が印象にのこる、とても丁寧な編集だったと思います。
またメロディアスなバラードばかりに頼らずにロックンロールを巧みに使った選曲も良かったですね。

ぼくは永ちゃんに過剰な思い入れがあるタイプの矢沢ファンではないのですが、日本の労働者の一人として、この番組で描かれていた「普通の人々」にとても共感できるし、彼らの背中をグイッと押す生活の張りとなっているアイコンであり続ける矢沢永吉の存在感にはグッとくるものがあります。

「矢沢永吉」という切り口の鮮やかさが浮かび上がらせた、日本の、ある「普通の人々」の日常。そこからは世代差や地域差を越えた日本社会の断面が垣間見えた気がします。

自分の店をたたんで自己破産の申請に向かう男性の顔に日の光がかぶり、「止まらないHa~Ha」のイントロが聴こえてくるシーンに勇気づけられる人がいてくれたら、なんだかとってもうれしいなあ。いや、もちろん、ぼくも勇気づけられましたよ!


とはいえ、ぼくは矢沢永吉の生き様のファンではなく音楽のファン。最近よく口ずさむのはこんな曲…

【選曲】矢沢永吉リスペクト
yazawa01
■流星(ながれぼし) from:Anytime Woman(1992)
■燃えるサンセット from:ドアを開けろ(1977)
■ヘヴンリー・クルーズ from:LOTTA GOOD TIME(1999)
■真昼 from:ONLY ONE(2005)
■Why Did You Ever Go from:Yazawa It's Just Rock'n Roll(1982)

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2005/12/29

大晦日ザッピング計画

大晦日のザッピング計画用メモです。<必見カード>は、どうしてもオンエアで見ておきたいカード。<注目カード>は、できればオンエアで見てみたいカード。<注目選手>はチャンネル選びに困ったときに、この顔が出ていたら優先する人たち、です。

PRIDE男祭り 2005
<必見カード>
■小川直也×吉田秀彦
■アレキサンダー×パウエル・ナツラ
■ダン・ヘンダーソン×ムリーロ・ブスタマンチ
<注目カード>
■ヴァンダレイ・シウバ×ヒカルド・アローナ
<注目選手>
■ズール
■桜井“マッハ”速人
■近藤有己
■美濃輪育久
■チャ-ルズ・“クレイジー・ホース”・ベネット

FieLDS K-1プレミアム2005 格闘技史上最大の祭典 Dynamite!!
<必見カード>
■矢沢永吉
■須藤元気×山本“KID"徳郁
<注目カード>
■永田克彦 VS レミギウス・モリカビュチス
■中尾芳広 VS ヒース・ヒーリング
<注目選手>
■ザ・プレデター
■セーム・シュルト
■所英男
■曙

第56回NHK紅白歌合戦
<必見カード>
■「少年よ」布施明
<注目カード>
■「HEY!」m-flo/Akiko Wada
<注目選手>
■安田大サーカス

こんなとこかな。また忙しい大晦日になりそうです!

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2005/06/25

タイガー&ドラゴン#11

タイガー&ドラゴン#11 子別れ(子は鎹) 06/24O.A.

泣いた、泣いた、泣きました。

いわゆるVシネ「悲しきヒットマン」系の定番・王道(&チープ^^;)なヤクザ出所ストーリーでしたが、そこに「子別れ」なんてはめられちゃ、ねえ。

ナンがどうだとかの小ネタはもうテレ隠しにしか見えん。こういうベタベタがやりたかったんでしょ。まんまと号泣したぼくには、それを責められませんよ。

結局「タイガー&ドラゴン」というドラマでイチバン良かったのは、ヤクザだのエロだのの下品なテイストを、落語と合わせてテレビドラマに持ち込んだことなのかなあと思います。落語を「お芸術」としては描かなかったこのドラマの価値は、むしろ終了してから効果を発揮するような気もしています。

そして最大の欠点は、やはりCKB「タイガー&ドラゴン」をきっちりと「主題歌」にできなかったことでしょう。V6のつまらんうたなんかホントの本気でどーでもいいよ!CKB「タイガー&ドラゴン」を持ってる人は、最終回のストーリーをアタマに反芻しながらもう一度聴いてみてください・・・・・・ね、多分最初っから、そこにバッチシくるようにつくられてたってわかるでしょ。

トンネル抜ければ 海が見えるから/オマエ待ってるから 急いで来いよ/俺の話を聞け/貸した金のことなど どうでもいいから/オマエの愛した ヨコスカの海の 優しさに抱かれて 泣けばいいだろ

以前、自分で書いたこの曲の印象を引用すれば「ハードボイルドがパロディとしてすら失笑の対象にしかならない時代に、あえて繰り出される「男の美学」がしみじみと胸を打ちます。」なわけで、これがそのまんまこのドラマ「タイガー&ドラゴン」にあてはまる気はしませんか。しかし、まったく大人の事情ってのはいつだって野暮だぜ、けっ。

あとこれは120%個人的な事情なんですが、「子別れ」っていう噺が題材ってだけでご飯何膳もおかわりできるほど、泣けます。ぼくが古今亭志ん朝さんを最後に聞いたときの噺が、「子別れ」だったからなんですけどね。

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2005/04/30

タイガー&ドラゴン#03

タイガー&ドラゴン#03 茶の湯 04/29O.A.

「最後にいいこと教えてやるよ。今、落語がキテる、らしいよ」

正月のSP~1、2、3話を経て、はじめてぼくにヒットした台詞が登場。このドラマ見て「落語ってなんかいいかも」とか口ばしっちゃってるイマドキの連中に冷水をぶかけるような(と、当人さんたちが感じてるのかは知らないけど)、この台詞サイコーっす。カッコいいよ。

そうなんだよなあ。ぼくにとっては、落語っておもしろいもんでも笑えるもんでも泣けるもんでもあるけれど、それより何よりまずカッコいいもんなんですよ。だから落語を題材にするのはいいんだけど、ヘンに「お笑い」の一ジャンル扱いだったり、もしくは古典芸能の「お芸術」として祭り上げたりとか・・・そういうのはホント勘弁して欲しい。デニス・ホッパーやマイルス・デイビスやフィリップ・マーロウやジョン・ベルーシやクラッシュやハイロウズやモンキー・パンチや新選組や前田日明やスペシャルズやジェームス・ボンドがカッコいいのと同じに、落語はカッコいいんです。まずカッコいいっていうのがあって、その上でおもしろかったり感動したりテクニックに唸らされたりと、そういう順番で落語に接していってもらいたいな、というのがぼくの密やかな願望。
前々回あたり激しくこの「タイガー&ドラゴン」にぼくがノれなかったのは、あらためて題材が「芝浜」だったから・・・というのが大きかったような気がします。「芝浜」はよくできた素晴らしい人情噺ではあるけど(あと認知度も他の噺に比べて格段に高い・・・から連ドラ#01に選ばれたんだろうけどさ)、あんまりカッコいい噺じゃないもんね。落語は、いつも善人の主人公が善きことをしてハッピーエンドをむかえるわけじゃないから、カッコいいわけで、そこら辺りをぼくは訴えたいんだよなあ。なんつうか、「ルパン三世」でカリオストロ以降、ルパンにカリオストロっぽさを求める客が増えて、本来の怪盗要素が薄まった時期があったのとも似てるかもしれない。いや、今思いついたから書いてみただけだけど。

とか書いてるとまたどこぞのブログで、「落語オタが熱く語ってる」とか書かれちゃうんだろうな(^^;

それと今回登場の裏原のカリスマ、BOSS。当然、NIGOやその師匠格である藤原ヒロシを下敷きにしたキャラクターなんだろうけど、その扱いにも結構感激しました。そもそも、一番上の台詞はBOSSに向けて言ったわけだし。
雑誌「宝島」世代としてタイニー・パンクスの片割れ藤原ヒロシは決して嫌いでなく、中でもダブマスターXとのLuvMasterX名義で発表した「DAWN」なんて美メロ・インスト曲はかなりお気に入りだったりするんですが・・・。
十数年くらい前、いよいよ藤原ヒロシが若者のカリスマとしてメジャー・フィールドにも認知されはじめ、NIGOなんかのショップが進出した裏原宿がファッション誌や情報誌で盛んにとり上げられるようになった頃、とある雑誌(「Asayan」だったかな・・・?)の原宿特集に藤原ヒロシのインタビューが載っていて、「原宿について」語ってたんですが、ぼくはその内容に唖然としてしまいました。うろおぼえのまま引用しますと、「原宿はいろいろ高感度なショップなども増えてきて、ぼくたちみたいなセンスいい人たちが多く集まるようになったけど、まだ街中に豆腐屋や雑貨屋みたいな古い商店街テイストが残っていたりする。そんなのパリなんかだったら考えられない。日本はまだまだハイセンスで文化的な街づくりの面で立ち遅れているのが残念」みたいな内容。これにはまず唖然とし、そして怒り心頭。ちょっとだけ暴言をお許しいただいて、そのときのぼくの怒りを表現すると「ざけんな、このイナカもん!ここ(東京)は、おまえらの遊び場じゃねえんだ、ディズニーランドみたいなコドモ騙しのテーマパークと一緒にすんな。アンタがチャラチャラ小銭稼いでエラソーに肩で風きってるこの土地だって生まれて暮らして泣いて笑って喧嘩して、子供ができて孫ができて年とってボケて死んでいく、オレらの故郷なんだよ。Tシャツ1枚数万円のカリスマ・ブランドの隣りにやきそばパンが置いてある街のパン屋さんが立ってるから、原宿はカッコいい街なんだよ。それがわかんねえんだったらパリでもどこでもおハイソなシティにとっとと行ってもらうか、イナカ帰って地元のガキ相手に小遣い稼ぎでもしてろっての」、とまあこんな感じ。
もちろんそんなことすっかり忘れていたんですが、今回のBOSSを見ているうちに当時の怒りが甦ってきまして、最後に虎児の啖呵ですっかりと溜飲を下げたわけです。我ながら単純ですけどね。

というわけで、とにかく一番上に書いた台詞につきるわけです。ああ、カッコよかった。

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2005/04/23

タイガー&ドラゴン#02

タイガー&ドラゴン#02 饅頭怖い 04/22 O.A.
今回は素直におもしろかったと思う。

ただまだしっくりこないところはあるなあ。

たくさんの材料(登場人物や落語など)をつかってテンポよく物語にしているのはわかるしスゴいなあとも感じるけれど、 それがこのドラマの目的になっているのかな?
そうなるとそれはSPでも既に実現していることだし、 連続ドラマの各回はその目的の完成度(達成度)を各回毎に ジャッジして楽しむもの・・・なんですかね?

基本トーンはベタな下町人情ドラマ、なのであれば「仮面ライダー響鬼」のほうがよっぽど作品全体の世界観としてよくできてるとか思っちゃう。

結局ぼくがまだ連続ドラマ版「タイガー&ドラゴン」になじめないのは、別にペーソスとスラップスティックが同居したってかまわないけれど、その間の針の振れ方がぼくの生理と合わないからなのかもしれません。
ただつくりの見事さは充分認められるので、このままだったら「おもしろいつくりのドラマ」をボケッと鑑賞することになりそうです。

う~ん・・・ホントはもっと「すっげえ、おもしれえなあ」とポカンと口開けてのめり込むハズだったんですが・・・その期待が過剰だったってことなんですかね。なので大人気ドラマへの愚痴を前回と今回書いてしまいましたけど、どうやらこっちの問題のようなので、好きな人はあんまり気にしないでおいてください(^^)

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2005/04/18

タイガー&ドラゴン#01

タイガー&ドラゴン(TBS/金/22:00~)
ううむ、イマイチ・・・つうか全然ダメでした。

なにがしたいのか、なにが言いたいのか全くわかんないし伝わらない。
唐突に「あいつはかわいそうな奴で・・・」とか言われたって、そこがギャグなのかと思いましたよ。

1月に放送されたスペシャルはスペシャルとして、今回は連続ドラマの第1話なんですから、
そこであらためて作品世界や登場人物に関しての定義付けがなされないのは、
テレビドラマとして不親切なんじゃないでしょうかね。
ズルズルとスペシャルの続きとしてはじまって、ダラダラとスペシャルで定義付けられたキャラクターが
動いているだけ、に見えたのがとっても不満です。
スペシャルの時に感じたような、「ああ、すっげえ、おもしろいじゃん!」という体験を
今回もしたかったのですが・・・。

あと落語といえば「芝浜」ってことなのでしょうけども、
誰の発案だか知りませんが、初回で「芝浜」というのも難易度高いのでは?というか、なんか違うと思っちゃいました。
しかもドラマ上で小虎が落語家に弟子入りした理由を考えると、人情噺を取り上げるにはまだ早いような、ここでそれじゃあ、筋がソレちゃうような気がするんですけどね。

今回がたまたまダメだったのか、この先もそうなのかはわからないので来週も見ようとは思いますが、期待していた(SPはおもしろかったなあ)だけにガッカリです・・・。

ちなみに良かったのはCKBバンマス廣石恵一(借金取り立てられてるオヤジ)の見事な小市民っぷり。
ラストで同じくCKBリズム隊の洞口信也と演芸場で働いていたのも微笑ましかったっす(^^)

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2005/01/17

「タイガー&ドラゴン」見た

タイガー&ドラゴン(TBS 1/09 O.A.)
うん、おもしろかった。

とくに惹かれたのは2つのシーン。
まずはドアタマ、どん吉(春風亭昇太)の出からはじまるところ。小虎が稽古してるシーンでも「出」のことについてはふれられていましたが、落語(だけじゃないけど)という芸にとってやはり「出」というのは重要な要素の一つ。映像を切り貼りできる映画やドラマなどでも、やはりファーストカットというのは重要で、このドラマはそれをうまくダブらせるところからスタートしているのがいい感じで、生意気いえば「わかってんなあ」(しかも「本物の」落語家である昇太師匠だし)とうれしくなりました。極論だけど、ここ(出)がよければ勝ったも同然、です。

2つめは、虎児(長瀬智也)がどん兵衛(西田敏行)の落語をきいて衝撃を受けるシーン。ぼくがはじめて落語をきいてインパクト受けたときと極めて近い映像表現だ、と思いました。まあ、ぼくはその場で弟子入りはしなかったけれど(小学生だったし、それに小三治だったし・笑)、なんつうか、落語をきいていると自分もその話の空間にひきづりこまれちゃう、というか、こっちのアタマの中に映像やときには五感をも伴ったイメージが流れ込んでくるというか・・・めんどくさい表現しちゃってますが、このドラマのあのシーン見た人にならなんとなく想像つくんじゃないでしょうかね。これを見られただけでも、「タイガー&ドラゴン」見た甲斐があったといってしまおう。

あとは、まあ、テンポも小気味良かったし、役者さんたちもでしゃばらない範囲で各々個性的だったし、楽しく最後まで見られました。もちろん、チンピラ田辺(北村一輝)の逆恨みの件とか400万の処理の仕方とか「三枚起請」とタトゥー話とのマッチングとか、もう少し流さず、丁寧にやってくれてもいいのにとかの不満も少々ありますが・・・なんといっても「タダ」なのでそこまで多くは望みません。

あ、あともう一つ感じたこととしては、「落語」が時代遅れという基本認識にもうちょっとつっこんだ部分があってもよかったかなあ。「落語」に相対するものとして「ウラハラ」というのも、ねえ。上記のファーストシーンだとか、落語に対する理解と愛情は、そこそこ感じられただけに、もうあと何歩か頑張って欲しかったです。
(えっと、落語界が時代遅れなのか、落語という形式が時代遅れなのか、落語そのものが時代遅れなのか・・・といったことに関してのこのドラマなりの見解、ということね。)

とはいえ、そこら辺りは単なる落語オタの愚痴にしか過ぎないし、全体的にはおもしろかったし、
この春から連ドラ化、なんて噂をきくと、そうなったらそれは非常に楽しみだなあ、と思います。


>>タイガー&ドラゴン おもしろかった~
>>水川青話
ぼくはあんまりクドカン方面や磯山P方面にくわしくなく、その方面的にどうだったのかは書きようがなくふれていませんので、そこら辺りはこちらを参照してください。あと役者の人方面も、か。
ぼくは勉強になりました(^^)。

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2004/11/03

西部警察SPECIAL

西部警察SPECIAL テレ朝 10/31O.A.
・・・最高。

ビデオ撮影ということで、大事な何かが失われてしまう~、という杞憂も、デジタル特有のコントラストのキツさや機動性なんかを充分にいかした演出がバッチリで、かえって21世紀の西部警察(CGや特撮ナシの強引なアナログ・アクション!!)ってこういうもんかな、と素直に思えました。

キャスティング的にも「西部署に女性刑事~???」と誰もが感じたはずの難役にチャレンジした戸田菜穂が、ストーリー上の必然性とあいまって、とっても自然に活躍させていたことと(あとプロポーション抜群!そうでなくとも緊迫シーンなのに、全国の男性視聴者を別の意味でアツくさせたという意義は「アダルトなアクションTVドラマ復権」における重要度として限りなく高い)、神田正輝にズッパマリのハンサムなテロリストという、結果イチバンおいしかったかもしれない役を用意できたという2点だけで充分に合格点だと思う。

で、あとは無理は100も200も承知でいうんだが・・・これを毎週見たいんだよなあ。

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2004/10/15

ムーンライダーズ+島谷ひとみ

夢・音楽館(NHK総合/木/23:15-)
10/14O.A.分のゲストにムーンライダーズ(と島谷ひとみ)が登場。
我らがライダーズは番組の「夢」というキーワードにひっかけて、「夢が見れる機械がほしい」と「VIDEO BOY」の名曲2曲を披露。特に月を模した円が描かれたフロアに6人が丸く並び、ボサノヴァ風アレンジで演奏された「夢が~」には大感激&大満足。
そして島谷ひとみとの共演では、あの「夢見るシャンソン人形」を選曲。ダークサイド・バージョンとして生まれ変わった「シャンソン人形」は、顔キレイでうたうまいけどあまり内面を感じさせない・・・気がする島谷のキャラクター(個性がない個性、とでもいうのかな)とのマッチングも絶妙で、司会の桃井かおりも絶賛するほどの美味しい仕上がりになってました。これはホントに特にライダーズファン(or島谷ファン)でなくとも一見の価値ありの名演だったので、ちょっとでも気になる方は再放送でチェックしてみてください。
【再放送】 総合-10/19(火)25:55~(月曜深夜)/ BS2-10/20(水)26:45~(火曜深夜)

あと「JR中央線運転再開」の速報テロップですが、どうせなら「VIDEO BOY」の時に出ればよかったな。「四角い箱の中の夢~」の中の現実・・・とかそんな感じでクラクラできたかもしれません(^^;

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2004/10/10

西部警察

■西部警察-再放送(テレ朝/月~金/13:55-)
昨年、例の事故で放送が延期になっていた西部警察SPECIALが今月31日(日)にようやく放送されるということで事前番宣のため以前のシリーズからのベストセレクションを再放送中。

ちなみに先週放送分の5本は以下の通り。
■「無防備都市 前後編」(西部警察)
あまりにも有名な銀座の街を走る装甲車ロケを含む西部警察登場編。
■「小暮課長 不死鳥の如く・今」(西部警察)
病欠していた石原裕次郎の復活編。メインストーリーは前週に殉職した寺尾聡の追悼劇。
■「また逢う日まで」(西部警察)
初代シリーズの最終回。ビル屋上での特車サファリでの豪快な放水シーンが懐かしかったよ。
■「大門軍団再び」(西部警察partⅡ)
第2シリーズ初回。三浦友和が西部署にやってくる。やっぱり二枚目だなあ。

まあ傑作選ということでもあるので当然っちゃあ当然ですが、どの回もめちゃめちゃド派手です。
・東京を装甲車が蹂躙、そしてその装甲車は炎上。
・なぜか一度殉職したのに別の役で戻ってきた舘ひろしはどっちの役でもノーヘルでバイクを乗り回す(今回のような再放送だと更に紛らわしいぞ^^;)。
・三浦友和は走ってるバスにトラックから乗り移るという派手な登場に加え、その回のクライマックスではヘリからフェリーに乗り移る。
と、こうやって上げてるとキリがない。カーアクション/スタントや銃撃戦なんかは日常的過ぎて、普通のシーンに見えてくる・・・という。
その一方で設定上のツッコミはありまくり、人間ドラマのコクなど望むべくもないのだが、それでも今見直すとこれはこれできちんと練られたいい脚本だと思う。逆に今の和製テレビドラマは、細かい設定やキャスティングのパワーバランスだけでできていて、こういう崇高なほどにバカバカしくぶっといエンターティメント・ドラマをつくる精神には欠けているんじゃないだろうか。それこそサファリで放水するシーンが台詞のないまま3分も5分も続くなんて、このザッピング時代には正気の沙汰とも思えないだろうしね。
でもさ、やっぱりこういうのがトラウマになるほどおもしろいドラマなんだと、思うんだけどなあ。

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