ムーンライダーズ 30年のサバイバル
昨日NHK-BS2で放送された「ムーンライダーズ 30年のサバイバル Who's gonna die first?」が、とても素晴らしい内容だった。『最後の晩餐』のファースト・トラックに使用されているアンディ・パートリッジのMCを使用した粋なオープニング・タイトルからはじまって、スタジオ・ライブとメンバー6人揃ってのインタビューが交互に出てくる構成の全てがまったくもって素敵で、しかもラストに変則編成によるギターバトル入りの「冷えたビールがないなんて」が待っていたなんて!
どこをとってもムーンライダーズの魅力と制作スタッフの「ライダーズ愛」がギュウギュウに詰まっていて、良かっ
たところを挙げるとホントきりがないんですけど、敢えて何点か書いてみよう。
・番組中盤のインタビュー場所が素敵。おそらくNHKの屋上なんだろうと思うけど、「東京一は日本一」なバンドに東京の風景は似合い過ぎですよ!
・「DON'T TRUST ANYONE OVER 30」の歌詞アレンジが素敵。最近ライブには行っていないんですけど(というか1回しか行ったことないや^^;)、いつからこのサビで年齢がカウントアップするアレンジなんでしょうか?これ、ちょっとスゴい、スゴ過ぎ。ハードボイルドかつセンチメンタルな歌詞の内容がライダーズ自体の存在とあいまって、破壊力が格段にパワーアップしてます。比喩表現じゃなく、テレビ見ててあまりの衝撃にのけぞりました!
・下北沢ロフトでのインタビュー時に岡田徹が披露した白井良明・母の火打ち石エピソードが素敵。この日本一のひねくれものバンド(もちろん、誉めてます!)を支えていたものの中に、こうした「まっとうな日本人の美しさ」が
あったという事実に胸を打たれました。しかも、こんなイイ話をサラッとめに発言した岡田氏、照れて反応しない良
明氏ともに、いかにも「江戸前」なんだよねえ。よっ、江戸っ子!!
・番組サブタイでもある「Who's gonna die first?」の演奏がロックンロールしまくりで素敵。ドラム、ベース、ヴァイオリンがゴリゴリ迫り、良明氏のギターソロはグイングインしてて、もう嫌っちゅうくらいにロックンロール!中でももっともロックしてたとぼくが感じたのは慶一氏のニール・ヤング風(?)なザクサク・ギター。このツイン・
ギターの絡み合いがホント最高で、曲の終盤では「ユー・リアリィ・ガット・ミー」リフも飛び出してました!
・くじら氏が朗々とうたう「帰還~ただいま~」が……素敵。インタビュー部分で件のハイジャック事件のことを話した後だからね、これまた超強力に決まってますよ!実はこのハイジャック事件は、個人的に仕事上の思い出もあったりとかして、12年後の距離感の中で語られるエピソードの自然さが、なんかピンときましたね。それにしても、あの事件の直後に書かれた(しかもメンバーが当事者・被害者だったのにも関わらず)「年老いたハイジャッカー/今日こそ 輝いていたいんだろう」というフレーズは……ちょっと表現が思いつかないほど、素晴らし過ぎですなあ。
ほらね、やっぱりきりがないでしょ(笑)。なので、ひとまず番組についてはこのくらいにしておこう。ちなみにスタジオ演奏された曲目は以下の通り。
スパークリングジェントルメン
モダーン・ラヴァーズ
elephant
スカーレットの誓い
青空のマリー
DON'T TRUST ANYONE OVER 30
Who's gonna die first?
帰還~ただいま~
ボクハナク
夢ギドラ 85'
Cool Dynamo, Right on
涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない
冷えたビールがないなんて
で、勢いで「ムーンライダーズの12曲」もセレクトしようかとチャレンジしたけど、植木等さんが亡くなったこんな夜にそれはやっぱり無理そうなので、また今度ね。
さよならは夜明けの夢に♪
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)



最近のコメント