仮面ライダー響鬼 #48
■仮面ライダー響鬼 最終之巻「明日なる夢」06/01/22 O.A.
「明日夢と響鬼の物語」という点に関してはうまくまとまったんじゃないかと思う。本来なら全く接点の無かった少年と青年が知り合い、お互いに影響されつつ自分の道を歩きはじめる物語だったというわけですな。
思春期真っ只中の明日夢がまがりなりにも自分で決めた目標に向かって努力する(=鍛える)のも成長ならば、師匠なしで鬼に成ったためか(しかも鬼に成る最短記録保持者というプライドもある)、鬼のもう一つの「仕事」である弟子をとるということに踏み出せなかった響鬼が、熱意は充分にあるけど心身共に未熟な京介を弟子にとり順調に育てているというのも、すっごい成長だ。オトナになるとなかなか自分の殻から抜け出せない…といったことも踏まえると、むしろ明日夢や京介よりも響鬼の成長の方が劇的なのかもしれない。その最大の原動力となったのが「明日夢との出会い」だったわけで、1年間(劇中では2年間)の物語は、大きな成果を描ききれたといってもいいんじゃないでしょうか。
ただし、上記のテーマ(物語)が作品からストレートには伝わってこなかったという点で、『仮面ライダー響鬼』は、良くいってせいぜい失敗作、はっきりいえばダメ作品になってしまった…んだよなあ。
失敗の原因はいろいろと考えられるが、もうそれをイチイチあげつらってもしょうがないという気分。前代未聞の番組継続中のプロデューサー交代劇も野次馬的にその真相に興味はあるけれど、誰かを悪者にすることには乗れないし、そもそも一視聴者のぼくには関係ないことだもんね。結局、作品が全てなのだ。
ああ、しかし、勿体ないよなあ、ホント。キャスティングは歴代平成ライダーの中でもベストといえるラインナップだったし、徒弟制度モチーフも画期的に見えたし、「音楽」へのこだわりも個人的にはツボだったし・・・・・・ねえ。
まあただそんなこんなの状況の中で、最後はやっぱり「明日夢と響鬼の物語」だったのには、ちょっとホッとしました。ああ、ただ、しかし、勿体ないんだよなあ…(以下ループ)
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