2006/01/22

仮面ライダー響鬼 #48

仮面ライダー響鬼 最終之巻「明日なる夢」06/01/22 O.A.

「明日夢と響鬼の物語」という点に関してはうまくまとまったんじゃないかと思う。本来なら全く接点の無かった少年と青年が知り合い、お互いに影響されつつ自分の道を歩きはじめる物語だったというわけですな。
思春期真っ只中の明日夢がまがりなりにも自分で決めた目標に向かって努力する(=鍛える)のも成長ならば、師匠なしで鬼に成ったためか(しかも鬼に成る最短記録保持者というプライドもある)、鬼のもう一つの「仕事」である弟子をとるということに踏み出せなかった響鬼が、熱意は充分にあるけど心身共に未熟な京介を弟子にとり順調に育てているというのも、すっごい成長だ。オトナになるとなかなか自分の殻から抜け出せない…といったことも踏まえると、むしろ明日夢や京介よりも響鬼の成長の方が劇的なのかもしれない。その最大の原動力となったのが「明日夢との出会い」だったわけで、1年間(劇中では2年間)の物語は、大きな成果を描ききれたといってもいいんじゃないでしょうか。

ただし、上記のテーマ(物語)が作品からストレートには伝わってこなかったという点で、『仮面ライダー響鬼』は、良くいってせいぜい失敗作、はっきりいえばダメ作品になってしまった…んだよなあ。
失敗の原因はいろいろと考えられるが、もうそれをイチイチあげつらってもしょうがないという気分。前代未聞の番組継続中のプロデューサー交代劇も野次馬的にその真相に興味はあるけれど、誰かを悪者にすることには乗れないし、そもそも一視聴者のぼくには関係ないことだもんね。結局、作品が全てなのだ。

ああ、しかし、勿体ないよなあ、ホント。キャスティングは歴代平成ライダーの中でもベストといえるラインナップだったし、徒弟制度モチーフも画期的に見えたし、「音楽」へのこだわりも個人的にはツボだったし・・・・・・ねえ。

まあただそんなこんなの状況の中で、最後はやっぱり「明日夢と響鬼の物語」だったのには、ちょっとホッとしました。ああ、ただ、しかし、勿体ないんだよなあ…(以下ループ)

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2006/01/09

テレビマンガ雑感

年末年始に撮り貯めていたビデオのテレビマンガ分をようやく消化したので、ダラダラと雑感を。

やっぱり飛び抜けて素晴らしいのは『超星艦隊セイザーX』でしょう。本気で「子ども向け」をやっていて、その本気の「子ども向け」を目指しているのが、番組のクオリティ向上に結実しているというのが、まあ本来ならばテレビマンガとしては当たり前のことなんですけれど、イイんですよねえ。たっくんとブレアードの関係性とかはこの先ずっとヒーロー番組史に残り得る素晴らしさだし。こういう番組がポンと出てくるというのがまさに特撮ブームの恩恵ということなんだろうね。

ウルトラマンマックス』は、その各回の玉石混合っぷりが個性にすらなっている、正しい「ウルトラマン」作品。なんだかんだで気に入っているし、三池、実相寺監督回以外でもひょこっと名作/怪作が紛れ込んでいたりするので見逃せない。

そして深夜放送の「大人向け」特撮作品なのが『牙狼(GARO)』。当初は圧倒される豪華なビジュアルに比べてストーリーやキャラクターが弱い気もしていたが、ここ数回での主人公の過去話や総集編でその辺りが補完され、いいムードになってきています。逆にこういう番組の場合、同時期に比較対象が増えてしまった特撮ブームで、若干ソンをしているかもしれません。だってセイザーXと比べると笑えないし…なんて思えてしまうのは、GAROにも視聴者にも不幸でしかないじゃんか(笑)。「特撮冬の時代」の深夜にでもヒョイと放送されていたら、マニアが喜びのあまりショック死しかねないほどの出来ではありますからねえ。

新番組『魔弾戦記リュウケンドー』も、個性的で期待させる第1話になっていましたが、これもセイザーXと比べると…特にコメディ要素がカブるだけに…と、どうしても感じてしまうのが少々不憫。いや、まあ、ぼくのセイザーX評価が高すぎるだけなのかもしれませんが(^^;

リメイクながら、ここんとこ見かけなかった正統派スーパーロボットアニメ『ガイキング』も悪くない。ただしいかにも今時アニメ風なキャラクターデザインと(オリジナルも見ていたオールドファンには、せめてもう少し熱血な絵柄にして欲しかった…)、左上に表示される番組内容煽り用サイドスーパーが、ちょっと残念。

リュウケンドーとウラオモテになってしまった(関東圏では)『交響詩篇エウレカセブン』だけど、お客さんはカブらないから影響はないのかな!?内容に関しては一時期よりはクールダウンした感じだが、これはこれで楽しんでます。

で、あとは「スーパーヒーロータイム」か…。あとわずかでどっちも終了なので、終わってから感想書きます(特に響鬼・笑)

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2005/10/21

テレビマンガ雑感-05年10月

■『仮面ライダー響鬼』#35,36
なんだかんだでおもろいっすね。やっぱり途中の印象であれこれ書いても本編で覆されることも多いし、あとは番組終了後に総括感想とか書くことにします。

■『ウルトラマンマックス』の三池崇史監督回#15,16がとんでもなく良かった。やっぱりウルトラマンの監督やるのって、それだけで一つの夢なんだよなあ。ぼくも憧れます(^^)

■テレビマンガの話題ばかりですが、『交響詩篇エウレカセブン』も最高におもしろい。「くっつきそうでくっつかない」ラブコメってヤツが呪うほど嫌いなぼくですが、この番組でのレントンとエウレカの交流にはグッときます。同じ日曜日放送ということもあって『響鬼』の少年とレントンがカブって見えたりもしますが、より共感できるのは断然レントン。ようはぼくもバカでおっちょこちょいで調子に乗りやすいから、です(^^;

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2005/10/07

仮面ライダー響鬼#2,8.11.22

前回のエントリーのついでに、某所に書いてた『仮面ライダー響鬼』の感想をサルベージ(&加筆・訂正等微修正)。

二之巻「咆える蜘蛛」02/06OA
「オトコと少年」というテーマはやっぱりイイですねえ。元々、好きなんです、こういうテーマが。
すぐに思いつくところではロバート・B・パーカーの「初秋」とか。

明日夢役の栩原楽人は、明るい/幼い面と、悩む/大人びた面、そして大人のオトコ/ヒーローへの憧れを好演してくれそうで、いいキャスティングになるんじゃないかなあ。

そして「音楽」というコンセプトを活かした演出があちこちにあるのも、見ていて楽しいですね。ずっと活かし続けて欲しいもんです。 (05/02/10)

八之巻 「叫ぶ風」03/20OA
やっぱ、これいいっすわ。全面支持。

トランペットがカッコ良すぎ…まずマウスピースをつけるっちゅうのが、たまんねえなあ、オイ、という感じです。
となると、サックスの鬼も見たくなっちゃたり(^^;

あとやっぱ「弟子」というシステムが、ね、かなりぼくのツボです。かっこいい大人をたっぷり見られるというのが、やっぱりヒーローものの王道だよな、と再確認中。(05/3/20)

十一之巻 「呑み込む壁」04/10OA
今回はこれがすべてでしょう。
ヒビキ(細川茂樹)が子どもに「おにいちゃん」と呼びかけられ、
「おにいちゃん?おじさんでいいんだよ」
という台詞。あー、カッコいい。

女性の感じ方はまた違うんでしょうけど、オトコの場合は「おにいちゃん」という軽さよりも「おじさん」と 子どもに呼ばれたときの、なんつうか、頼られてる感というかしっかりしてる感というか、そういうのがグッときたりもするような気がします。

おじさんでいいんだよ、おじさんが世の中つくってんだからね~。がんばろうっと。(05/4/11)

二十二之巻 「化ける繭」07/03OA
「オレの出番だな」
響鬼はオイシーとこで出てきすぎ、です。カッコよかったからいいんだけどさ。

タイコとトランペットとエレキ・ギターの三重奏音撃もなかなか壮観でした。欲をいえば、音楽的にもっとアグレッシヴでもよかったかなと思わなくもないけど(エレクトリック・マイルス希望!)、お茶の間レベルではあれでもしっかり騒音だったんだろうから、まあ、良しとしましょう。ちなみにぼくはテレビの音はアンプを通してスピーカーから出してるんだけど、三重奏音撃シーンでは画面の中に写る楽器に合わせて、音の定位も右・左・中央とグルグル入れ替えてました。こういう無駄なとこにチカラ入ってるの大好きです(^^) (05/07/05)

もっと書いてる気になってたけど、意外とこんなもんでしたね。
でも、ま、今は珍しい(かどうか知らないけど)「前半(#1~#29)も後半(#30~)も好き派」のぼくが好きなところとその理由がなんとなくはわかるかなと思って転載しておきます。

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2005/10/05

仮面ライダー響鬼#34

仮面ライダー響鬼 三十四之巻 「恋する鰹」10/02 O.A.

なんだかんだでココに感想書くのは#1以来なのか。他のトコや雑記などではたびたびふれていたんですけどね。(^^)

で、さて昨今の『響鬼』をとりまく環境(笑)における、ぼくの立ち位置をまずは簡単に書いておくと…
■P交代、以前(#1~#29)も以後(#30~)も、基本的に『仮面ライダー響鬼』は好き
■前半で最も気に入っていたのは「つくりこみ」の見事さ。最も興奮したのは#22の響鬼、威吹鬼、轟鬼による「音撃セッション」。ステレオ効果がバッチリで画面に合わせて音の定位が変わってるの見て(聞いて)、ホントすげえなあと思いました。とにかくこれに代表される「音」というコンセプトに対するつくりの徹底さ加減は見事でしたねえ!(※ミュージカルはどっかいってしまいましたが…^^;)
■ただし、と同時に、こんな丁寧な「つくりこみ」を続けていて、1年間の長丁場を乗り切れるのかな、という疑問も湧いたのは事実です。しかも物語の進行スピードも遅いような感じがして「あと半年」の時点でどこまで描ききれるのかなと思う部分もありました。それに、いかにも「黒幕」然とした描写を数回に渡りされてきた「杖の男」が、あっさりと「傀儡でしょ」扱いに、対した前ぶれもなく変わっていた辺りとかは「ちょっ、ちょっと待って」と思いましたし(^^;
■劇場版のプロデューサーがテレビ版とは違う方…だったりする情報もふまえ、「大丈夫かな」という思いはだんだん大きくなってきました。ただし、その時点でも心配というのは「後半もこの映像のクォリティが保てるかな」とか「物語が最終数話でバタバタとまとまるようなことにはならないかな」とかそういうソフト面でのものだったのですが…結局、9月第1週放送分から変更されたのはテレビ版の番組プロデューサー。つまりはソフト面での「破綻」がくるより先にハード面での変更がきてしまったわけです。で、これが今のネット上での「大騒ぎ」につながるわけですが、正直ぼくは上記のように『響鬼』を見ていたため、残念はもちろん残念ですが、意外とはちっとも感じませんでした(苦笑)。
■ハード面での変更…すなわち画面外のところに「無理」がきていた状態の『響鬼』に、P交代後さまざまな制約が設けられ、一見しても以前と感じが変わっていることはむしろ当然です。ただしそこに「響鬼と明日夢の物語」として受け継ぎ、物語を転がしていこうという意志が、ぼくには感じられたため、ひき続き作品として完結するまで『仮面ライダー響鬼』を見ていこうという気になれました。なので、「どちらも好き(ただし無批判にということではないよ、念のため)」派ということになるかと思います(笑)

※#30~から参加した脚本家の件にはあえて触れませんでしたが、その理由は、以前よりネット上を中心とした「特撮ファン/オタク」の間で誤解と偏見による「アンチ井上/井上アレルギー」があり、ぼくはそれをあまり快く思っていなかったし、今回の「『響鬼』騒ぎ」でも以前からある「アンチ井上/井上アレルギー」の枠を越える要素が特にないと判断したためです。あ、ちなみにカテゴライズするなら「井上ファン/信者」じゃなく「アンチ「アンチ井上」派」なので、その辺り誤解無きよう…(^^;

さあ、やっと今回の感想だ(笑)。
新OP映像、悪くないと思います。以前のOP映像も良かったですが、「響鬼と明日夢の物語」というテーマはより明快になったんじゃないでしょうか。まあ、以前はOPで「音」や「和」(ただし「和」に関してはどこまでこだわっていたかはイマイチ不明。)といったコンセプト、EDで「響鬼と明日夢の物語」というテーマを見せていたというカタチだったのが、新OPに統合されたということなんでしょうけどね。アバンの変更もEDの省略も以前から平成ライダーシリーズで見られたフォーマットで、その理由も「放送尺を少しでも長く確保する」ためですから、今の『響鬼』には不可欠な変更でしょうねえ。

でも内容は…あまりおもしろがれませんでした(^^;。別にコミカルであろうと「恋バナ」であろうとそんなことは全く気にしないんですが、脇役陣の伏線回収をするくらいならばもっともっと「響鬼と明日夢の物語」が見たいというのが、ぼくの本音です。響鬼が明日夢んちに料理つくりに来るシーンはイイとして、もっとそこが「意味ある」シーンになってたらなあ、と感じました。2話完結のエピソードなので、次週を見ればまた印象が変わってくれることを期待してますが…。

で、あと全然違う話ですが、「アームドセイバー」はどこに装備することになるのか?、突然手に持ってたりとかになっちゃうのかな?、と一部で噂されていた件が、DAのアカネタカがくわえて持ってくるという素敵描写になっていたことは絶賛したいと思います!

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2005/01/31

仮面ライダー響鬼 #01

仮面ライダー響鬼 一之巻「響く鬼」01/30 O.A.
こういう場合、期待を上回るというのか期待を裏切るというのか期待外に炸裂したとでもういうのか、とにかくまあ、スゲエというかヤバイよ、コレな30分、でした。
シンプルに書けば、もちろん響鬼最高!
「音楽」というコンセプトをキチンと作劇/デザインに反映させ、「今まで見たことのない」映像をつくり出すことに苦心惨憺/全力投球するその姿勢は、まさに甦ったクウガテイストだ。

やり過ぎな冒頭のミュージカルを飄々とこなした雰囲気がバツグンの中学3年生、安達明日夢(栩原楽人)の活躍も期待できるし、あとディスクアニマルというのも購買意欲をそそるいいメカです。

それと屋久島ロケが生み出したジャングルファイト(照明の当て方すごかった)は、ストレートにアマゾンの記憶を呼び覚ましました・・・「石ノ森章太郎先生の遺志をついで」という冒頭のテロップに偽りなし。

と、まあ支離滅裂ではありますが、また一年間楽しませてもらえると思うと、とにかくうれしくてしかたないんだよなあ。

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2005/01/27

仮面ライダーブレイド 最終回

仮面ライダーブレイド 最終回

結局、ブレイドは駄作だったと思う。そういう決めつけ方がよくないんであれば、少なくともぼくはおもしろくなかったし、最後まで腑に落ちなかったというかスッキリしませんでした。
もちろん要素、ディテールとして良かった部分というのも何点か挙げられますし(特に劇中BGMは素晴らしい出来だった)、このブログでも昨夏くらいに井上敏樹登板回を楽しく見られたと書いたし、まるでダメという意味ではないのだけれど。

やっぱり作品全体を通してのビジョンというか意識のレベルが低かった、もしくは徹底されていなかったのが最大の要因なんじゃないだろうか。トランプのモチーフにしても、主役級ライダーが4人ということも、バトルファイトという作品内お約束の設定にしても、ボードという組織も、喫茶店の母娘も、全部がバラバラに発想されたものを組み合わせた感が拭えなかった感じ。もちろん番組製作ということに、作家性や作品性よりも優先されるべきことが山ほどあることは百も承知なのですが、前作までの平成ライダーシリーズが強引ではあったけれど、上手にバランス取っていたのに比べてしまうと、物足りないし、残念に思う。

そしてもうやめればいいのとも思うライダーシリーズなのですが、次作もまたライダーの冠をつけた作品だそうで、う~ん、期待してもいいのかなあ(^^;

【追記 01/31】
劇場版「仮面ライダーブレイド MISSING ACE」を見ました。本編に比べてコンパクトな劇場版ならば、もう少しもとまってるかなとちょっとは期待してたんですが・・・本編よりももっと酷かったという感じでした、残念。
やっぱり4人ライダー(うち1人がアンデッド)とバトルロワイヤルとカードシステムと、劇場版オンリーの人も含む脇役登場人物達との食い合わせというか整合性というかが端から無理だったんだろうなあ。

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2004/10/02

ウルトラマンネクサス#1/幻星神ジャスティライザー#1

ウルトラマンネクサス(TBS/土/07:30-)
かっこいいよ、これ。
ほとんど隙のない作りで、めちゃめちゃ力入ってるのがよくわかる。手持ちカメラ映像の多用とかつなぎの小気味よさなど、肝心の特撮(CG)をより効果的に支える全体の演出が巧みなのがいい感じ。
ともすれば「ライダーは大人の観賞に耐えるけど、ウルトラは完全に子ども向け」なんつうアホな誤解さえ生まれてるかもしれないこのご時世に、先ごろ終了した「ウルトラQ dark fantasy」と同じ世界観といっても通用しそうなセンス・オブ・ワンダー・ワールドと土曜の朝にしては少々ダークなホラー要素を、大マジに提示してきた「ネクサス・チーム」の真剣さが非常にうれしいなあ。
怪獣とウルトラマンと防衛隊。ウルトラマンものというのは、作品ごとに味付けが変わるものの、いってしまえばすべててこの3つのお題からなる三題ばなし。どんなに味付けに凝ったところで、素材の良さをひきだす方向でアレンジしなければなかなか傑作にはなりえないわけで、過去の迷作、失敗作(あえて作品名は出さないけどさ)はそのあたりに敗因があったんじゃないでしょうか。このネクサスはおそらくその基本の素材を吟味するところからきちんと設計されている雰囲気が感じられるので、まあまだ第1話を見ただけではありますが、ウルトラマンの新たなスタンダード作となりえる気配が濃厚だと思います。(それに電通本体が絡んだ特撮作品というのもなんか新鮮な気が・・・。特撮といえば名前の挙がる代理店っていくつかあるけど、電通絡みって他にもあったっけ?)
あえて批判的な意見を想定してみれば、着ぐるみ怪獣のドツキ合いなどシンプルでアタマを使わない娯楽特撮作品が見たかった層にしてみれば期待外れ、にもなるのかもしれないなあとは思いました。またぞろ「子どもにムズカシイ」とかね。でもどうせそういう連中はコスモスの時には「幼稚で子ども騙し」とか批判してたりとかしそうだし、まあ大人じゃなく「大きいお友だち」のいうことなんか知ったこっちゃないけどね。
ネクサスいいじゃん、とりあえず全面支持!

幻星神ジャスティライザー(TX/土/09:00-)
で、こちらも第1話だったんだけど、ネクサスが傑作だっただけに、「大丈夫か、おい」としなくてもいい心配をしながら見てみました。・・・いいじゃん、こっちも。
オタクがブレイン・ストーミングすれば30分足らずで出来上がっちゃうような素朴な設定とオールド・ファッション感覚溢れる“特撮映像”の嵐で、そもそもはぼくだってガキの頃にはこういうのが大好きだったわけですから、これならこれで無邪気に楽しめる。
前作グランセイザーでぼくがイチバン不満だったのは、ヒーロー・デザインと設定とがかみ合ってなく、個別にマーチャダイジングした結果制作された要素を持ち寄ってまとめただけ(・・・そのゴッタ煮感がグランの個性でそこに愛着を感じる人がいるだろうことも否定しないけど)だったんじゃないかというところ。ジャスティライザーでは流石にどっかの誰かが反省したのか、作品全体を“戦国テイスト”でまとめるというコンセプトが存在し、相変わらずの強引さは色濃く残るものの、一応コンセプトに基づいたデザインと設定がなされているのには一安心。まあ、イン・ローダー(変身アイテム)なんつうネーミングはどうかと思わなくもないけどさ、でもぼくがガキだったらこんくらいにベタな方が欲しくなっちゃうのかもしれないしね。
ひとまずはこちらも好発進といっていいでしょう。「大きいお友だち」(アタマの硬い保守的な特撮オタク!!)の方々は
ネクサスは無かったことにして、こっちだけ見てなさい。

■やっぱり特撮番組の枠が増えたことによって作品ごとの振り幅がある程度大きくできるという状況は、いいことだ。願わくばこれが一過性のブームとしてでなく、“使える”コンテンツの一つとして地上波各局に一定のポジションを保てればなおいいですな。

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2004/09/15

テレビまんが雑感-2004年9月

鉄人28号(テレ東/水深夜/25:30-)
毎週毎週ハラハラドキドキ。次週が気になって気になってしょうがない、というまさに正統派王道テレビまんが。

サムライチャンプルー(フジ/水深夜/26:28-)
陸奥園明流外伝 修羅の刻(テレ東/火/18:00-)
やっぱり音がカッコいいし映像とのシンクロ度合いもイケている「サムライチャンプルー」は、ストーリーや展開に全然ノれない。原作の細部をうまくエピソード化していたりするのがいい感じの「修羅の刻」は、音楽や(主題歌はサイアクだと思う)演出が退屈。
ぼくとしてはこの2本の良いところを上手くミックスした時代劇アニメが見たいなあ。

特捜戦隊デカレンジャー(テレ朝/日/07:30-)
かなりイイです。
以前はキャラ立ちがイマイチかなと思っていた男性陣ですが、テツ(デカブレイク)が加わってからはあまり感じなくなってきました。今までは少々一本調子過ぎたバンとの絡みが多く、男性キャラ3人の独立独歩関係に一歩踏み込んだ関係性をもたらしたって辺りが、成功のポイントだったのかな。

ウルトラQ dark fantasy(テレ東/火深夜/25:00-)
現時点でのエピソード・ベスト3は、
【01】#8「ウニトローダの恩返し」監督:北浦嗣巳
【01】#15「光る舟」監督:太田愛
【01】#17「小町」監督:八木毅
といった感じ。なんだかほのぼの系が好きみたいですねえ。でも見逃してる回も幾つかあるので、もっと好きなエピソードもあるかもしれません。
ちなみに次点は「ヒエロニムスの下僕」「あなた誰ですか?」「右365度の世界」とか。

ワンピース(フジ/日/19:30-)
原作から離れたオリジナル・ストーリーを展開中。難攻不落の要塞ナバロン(!)からの大脱出劇という冒険小説好きにはなんともたまらないシチュエーションなのだが、ちょっと展開がありきたりなのは残念。次週以降のどんでん返しに期待したい。

仮面ライダーブレイド(テレ朝/日/08:00-)
#29-30をたっぷりと楽しんだということで、やはりぼくは井上敏樹ファンのようだ(笑)。
あとスカラベアンデッドの、時間よ止まれ攻撃がもろに「ザ・ワールド」なのには燃えた。平成ライダースタッフによる実写版「ジョジョ」とか見てみたいなあ、とか妄想中。

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2004/09/09

鉄人28号 #23

鉄人28号 第23話「裁かれる鉄人」09/08O.A.
2週ほど見逃したので、久々の鉄人。
この間に少しは展開が変わっているかなとも思ったけれど、以前より更に鬱な状況になっていました。正太郎は失語症、鉄人は拘束、そして査問会にて廃棄するか否かを裁かれるという・・・。希望は南方へと調査に出かけた大塚所長のみ・・・か。黙って座ってるとただの子どもな正太郎が実に痛々しい。
最終的にはニコポンスキー・イコール・敷島という、視聴者には自明な、秘密が明かされ鉄人の処遇は次週以降に持ち越されることになりましたが、ああもう、果たしてこの物語に希望の光が差すことはありえるのだろうか。ホントーに見るたび鬱な気持ちになる暗く重いアニメだよね、これ。
とかなんとかいってても、結局最後まで興味はつきないんですが(^^;。

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2004/08/26

鉄人28号 #21

鉄人28号 第21話「PX団の陰謀」08/25O.A.
・・・うう。見逃してしまいました・・・。

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2004/08/13

鉄人28号 #19

鉄人28号 第19話「ニコポンスキーとの対決」08/11O.A.
しかしこの天井知らずのテンションの高さはいったいどこまでいくんだろう、と思わずにはいられない。前々回からのバギューム編も今回でなんらかの決着をみるのかと思いきや、まだまだひっぱるひっぱる。こんなに息もつかせぬハラハラドキドキのアニメなんて見るのすごーく久しぶりだ(同じ今井監督のジャイアントロボ以来かも!?)。
いい子ちゃんの正太郎は全然好きじゃないんだが、ここ数回での悲惨な様子を見ているとこの先いいことが待ってて欲しいなあと願ってしまいます。あと鉄人がたびたび壊れたり役立たずになったりするのとか、ロボ好きにはたまんない描写多いね。(前回の縛られている鉄人最高でした←こういう書き方してるとなんか誤解されちゃうのか(^^;)
それにしても、来週が待ち遠しい。今度こそ鉄人と正太郎のスッキリとした活躍が見たいぞ。でもこのフラストレーションもすっかり今井泰宏の手の上で踊らされてるってことの証明なんだろうねえ。

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2004/06/18

鉄人28号 #11

鉄人28号 第11話「超人間・ケリーの最後」06/16O.A.
同じシーンを繰り返して見せるという演出もハマっていて良かったが、なんとその2回目のシーンではBGMがデビッド・ボウイの「スペイス・オディティ」!そもそも泣けるこの曲を、こんな切ないシーンに使うなんて反則もいいとこだよ~。まんまと感動してしみじみしてしまいました。
が、なんでも2ch情報によれば、おそらくは音楽著作権の関係でこのボウイの曲はDVD版では差し替えになる、とのこと。事情はわかるからしょうがないけど勿体ないなあ。早速録画ビデオ(3倍なんすけど)を保存版にしておこう・・・えっと、前回と前々回(からの続きものなんです)は残っていたかな???

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2004/06/08

テレビまんが雑感-2004年6月

鉄人28号(テレ東/水深夜/25:30-)
なんだかんだいって今シーズン一押しはこれだなあ。#8「鉄人28号奪回作戦」(05/26O.A.)で正太郎が鉄人を取り戻すシーンはベッタベタだったけど、それまで費やしたストレスが頂点に達していたこともあり(80数分・笑)、予想以上にベッタベタに燃え上がりました。あと正太郎の悪夢でも再登場していたオックスにやられた時の異形の鉄人の顔もインパクト大。好きなんだよねえ、あれ。
ウルトラQ dark fantasy(テレ東/火深夜/25:00-)
#8「ウニトローダの恩返し」(05/27O.A.)最高!なぎら健壱やっぱり最高!下町の工場最高!泣きました。
陸奥園明流外伝 修羅の刻(テレ東/火/18:00-)
ちょっと展開がたるいっす。見てると眠くなっちゃうんですよねえ。まあ、意地で新選組が登場するまで見ますけども。
火の鳥(NHK/日/19:30-)
絵はさすがにキレイだけども、これも展開がたるくて辛い。既に“落っこち”です。後日ビデオでまとめて見ようっと。
キン肉マン二世アルティメット・マッスル(テレ東/水深夜/25:00-)
う~ん、すでに録画すらしてません。万太郎とケビンの決勝戦だけはチェックしようかなあ。
サムライチャンプルー(フジ/水深夜/26:28-)
たしかに作りはこってるよね。でもストーリーがベタを通りこして陳腐になっちゃってません?依然、興味はあるので見ますけど、もう少しおもしろくなんないと苦しいっす。
仮面ライダーブレイド(テレ朝/日/08:00-)
#17-18(05/18,23O.A.)くらいは、かなりおもしろくなってきたかも、と思って見てたんですが、そうですか、井上敏樹先生が登板だったんですねえ。前回(#20)が、またグダグダに戻っちゃったなあ、と感じるあたり、実はぼく隠れ井上ファンなのかもしれません(笑)。
特捜戦隊デカレンジャー(テレ朝/日/07:30-)
実に久々の正統派6人目ヒーロー、デカマスターがなんつーか懐かしい感じがしていいです。でも女の子のキャラがそれなりに立ってるわりに男子トリオはイマイチか。単純におねーちゃんは制服着ると高感度アップ(男から見て、なんでしょうね)なのに対して男は制服着ると没個性になるっつうだけの理由なんですかね。
あとささきいさおがうたうジャズ風でかっちょいいエンディング曲(「ミッドナイト・デカレンジャー」)のドラム叩いてるのって村上"ポンタ"秀一なんですね!そりゃあムダに豪華だねえ。
超星神グランセイザー(テレ東/土/09:00-)
これももうホント懐かしい感じがてんこ盛りなんですけど・・・一昔以上前のヒーロー番組のダメなところまで再現しなくてもいいのになあ。それも狙いなのか!?

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2004/04/09

鉄人28号、キン肉マン二世 #01

鉄人28号(テレ東/水深夜/25:30-)の名をラテ欄で発見したため、一応録画してみたんですが、アバン~オープニング(なんと旧作の主題歌をリアレンジして使用!)を見ていて「もしや」と思いきや、期待通りの今川泰宏監督作品。この人の「ジャイアントロボ THE ANIMATION」がもうめちゃめちゃ、気が狂うほど大好きなので、同じ横山光輝原作ロボット作品での再会の喜びは筆舌に尽くし難いほど。待ってました!
で、この「鉄人」は戦後の東京を舞台にした、かつての少年向けの冒険活劇路線。これも実にたまりません。今川監督ならではのロボットの巨大感、重厚感と細部にこだわりまくった情景描写とで「萌え」ではなく「燃え燃え」テイストが満載。ぼくは、早くも第1話にして、ぼくの心臓ではなく心のど真ん中を撃ち抜かれました。

にひきかえ、その前の時間帯で放送がはじまった「キン肉マン二世アルティメット・マッスル」(テレ東/水深夜/25:00-)は・・・ちと期待外れ。まあ、ぼくはキン肉マン世代とはいってもアニメではなく漫画で育ったもんで、かつてのアニメ版キン肉マンにも違和感バリバリではあったわけですが。
それにしても日本で昨年終了後にアメリカで火がついて製作続行、今回は枠を深夜に移しての再上陸&リベンジ放送なわけですから、もう少しアダルトテイストで作ってくれても良かったのになあ。と勝手な期待を抱いていたぼくの方が筋違いなんでしょうけどね。
とはいっても「鉄人」をマストで毎週録画することになったので、ついでに毎週見ることになるんだろうな。

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2004/02/19

銀河鉄道物語

■「銀河鉄道物語」(地上波:フジ/日/深夜;2月最終週は25・水)
名作アニメ「銀河鉄道999」とも共通する“松本零士ワールド”の銀河鉄道管理局を中心に、“古代進似(宇宙戦艦ヤマト)”の主人公が見習い鉄道公安官として活躍する物語。と書くとなんかもううんざりな感もありますが、これがなかなかイケるんですよ。絵もキレイだし、例の松本美女たちも他作品よりも何割かましで色っぽいし、それに「999」にもあった説教臭いナレーションもちゃんとあって各話にそれらしいテーマが設定されています。

ここ最近(といってもざっと十数年くらいか)、アニメといえば主に萌え系か幼児向けという極端なものが主流だし、数少ないSF系も詳細な設定と世界観をつくったら後はジャンプ風バトルが繰り返されるだけのPRG系(とでもいうんかいな)が多く、70年代アニメで育ったぼくとしては歯応えないものばかりという印象だったんですよねえ。やっぱり大仰でもわざとらしくてもいいから骨太な、漢なアニメが見たいわけで、その点、この「銀河鉄道物語」はもろ70年代直系で、アニメ不感症気味のぼくでもかなり燃えます(萌えじゃなくてね)。

友情と裏切りを描くベタベタな第6・7話「闇の慟哭(前後編)」とか、もうすでにこのサブタイトルからしていい感じなんですけども、手に汗握る場面ありホロリとさせる場面ありで、とてもよかったなあ。あとちょい哲学チックで「999」なんかのエピソードを彷彿とさせる第9話「記憶の回廊」、美女アンドロイド・ユキの活躍編でもありトチローを思わせるキャラも登場する第16話「セクサロイド」あたりもかなりヤバめ。

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2004/01/19

仮面ライダーファイズ 最終回

■「仮面ライダーファイズ」最終回
人には言えない過去を持つ一人の青年が、ある日偶然手に入れた超能力で襲いくる敵を撃退。数々の謎に面食らい、人とは違う悩みを抱えることにとまどうが、最終的には受け入れ、超能力で人々の幸せを守るために戦う決意を固める・・・古今東西よくあるヒーローものの第1話のストーリー。
この「ファイズ」はそのヒーローもののありがちな第1話の分、ただそれだけを1年間全50話にわたり展開してきた稀なヒーロー作品だったんだと思う。
主人公、乾巧最後の台詞は、「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに、みんなが幸せになれますように・・・」。たったこれだけのこと、ともいえるかもしれないこの一言を口にするために1年間もかかった主人公というのも珍しい。

そして「ファイズ」の最終回は、そのまま平成ライダーシリーズ第1作「クウガ」の第1話へと繋がるような気がする。「クウガ」は人を守る決意を固めた主人公の物語だからだ。次の「アギト」は複数の主人公の複数の戦う理由が交錯する物語で、「龍騎」は戦いを通じてめぐりあう者たちの運命の物語。そこで一度戦う理由、戦う意味を見失った後は、新たな決意のための自己回復の物語「ファイズ」へとまたつながる、というように平成ライダーシリーズ4作品は循環している壮大なヒーロー譚なのかもしれない。21世紀の日本で真っ当なヒーローものをつくるというのはなんとも大変な作業なんですな。

4年間とても楽しませてもらったけど、そろそろなんつーか日曜朝が負担にも感じられるようになってしまったので(贅沢病?)、次作「仮面ライダーブレイド」では(スタッフも一新されるみたいだし)肩のこらないイケイケ路線でもいいかなあ。

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