2008/09/20

Metallica / Death Magnetic

ヘヴィ・メタルをよく聴くようになって、最初に一番驚いたことは・・・もっと、なんちゅーか、メタリカってメタルファンにとって全面的に神みたいな存在なのかと勝手にイメージしていたのですが・・・意外と、賛否両論ってか、ぶっちゃけかなり激しく批判の的になっていたこと・・・でした。
まあ、よくよく雑誌やネットでのファンの声を見てみると、ようは「俺のメタリカ」と「現実のメタリカ」のギャップというのが、その批判の基になっている場合が多いので、本来は「みんなメタリカが大好き」ということで間違いは無いのかなとも思いますが。
それにしてもメタルファン以外の人たちからすればかなり意外な気がやっぱりしますよね。少なくともメタリカっていうベタベタなバンド名や「ONE」や「ENTER SANDMAN」とかのヒット曲は知っているっていう人はメタルファンではないロック・ファンにもたくさんいるわけですし(ぼくもそうでした)、中にはメタル・バンドの名前はメタリカしか知らないって人も決して少なくはないと思います(ボン・ジョビやガンズ&ローゼス、ZEPやサバスをどこにカテゴライズするかの問題は別として)。
いや、別にだからどうだっていう話題でも無いんですけど、なんか書いておきたかったので、書いてしまいました(^^;

Deathmag02

というわけで、メタリカ新譜です!
ファースト・インプレッションとしては、問答無用にカッコいいロック・アルバム、って感じでしょうか。
1曲目から3曲目までの流れが圧倒的にカッコいい。特に2曲目の「The End Of The Line」がお気に入り。 00:40でカウントが入って、ノリノリのギター・リフから吐き捨てるようなラップ調のボーカルに至る部分とか、ヤァァァァバいですって!
『BURRN!』10月号のラーズ・インタビューで、プロデューサーのリック・ルービンとの最初のミーティングの時に「まるで生まれて初めてレコードを作るような気持ちになれ!」、「レコード契約を取るためのアルバムを作るつもりになれ!」と言われたという話が書いてあったけど、結果的にメタリカはそれに成功したと思う。
この『デス・マグネティック』を聴いた上で、ぼくが上記の発言の意味を解釈するならば、ジャンルとして確立した「ヘヴィ・メタル」の新しいアルバムを作ろうということではなく、スタイルとして定着(近年は復活!?)している「スラッシュ・メタル」を演奏しようということでなく、
ヘヴィな音楽ってどういうのだろう、アグレッシヴな音楽ってどういうのだろう、パワフルなサウンドってどういうのだろう・・・それをやってみよう!、
というある意味素朴な理想に向かってキャリア27年のバンドがあらためて音を積み上げていった、ってことなんじゃないでしょうか。
とか思いつつ聴いていて、思い浮かべたのがギターウルフとフリクション(の特に『Zone Tripper』)だったり。
ネット上でも既にあちこちで取り沙汰されていますが、このアルバムの音ってめちゃめちゃデカい・・・どころか、一部で「音割れ」してたりもしますよね。でも、これ狙いですよ、絶対。アグレッシヴな音響っていうことで。そこでギターウルフ。彼らの録音が常に「レッドゾーン上等」(笑)なのは、それが彼らの信じるところのロックンロールだから。この『デス・マグネティック』も、そういう意味でロック・アルバム。コンプかかった音の歪みになんともロック魂を感じます。カッコいいっす。
あとキャッチーな曲が無いなんてのも言われてたりしますが、その場合のキャッチーってどういう意味なんだろう。ぼくにとっては硬質な音と暴力的なビート、吐き捨てながら先に先にと進むボーカルが詰まったフリクションの『Zone Tripper』なんか最高に「キャッチー」なロック・アルバムだったし、今聴いてる『デス・マグネティック』だって(目的と手段にブレのないという意味での)シンプルで「キャッチー」な曲が揃ったロック・アルバムなんですよ。
なので、ギターウルフもフリクションもヘヴィ・メタルでは無いからジャンル違いではあるけれど、そんな共通点を思わせるという意味で『デス・マグネティック』からはヘヴィ・メタルの枠をはみ出すロック本来の魅力も感じとれるわけです。
とはいえメタリカのルーツにはNWOBHMを中心としたピュアなヘヴィ・メタルがしっかりと根付いているわけだから、ギター・フレーズやソロから受ける印象は、もちろん「ヘヴィ・メタリック」!先にも引用したラーズ・インタでは「今回はないな。」とNWOBHMからのインスパイアを否定していたりもしますが、まあ、それは意識の上では、ということでしょう(^^; 前回のエントリーに書いたアイアン・メイデン・カバー集での「Remember Tomorrow」を聴けば、ミックスの違いからくる印象は別にして、『デス・マグネティック』と地続きの演奏ですもんね。
強引にまとめれば、『デス・マグネティック』はもちろん「ヘヴィ・メタル・アルバム」だけれども、昨今のメタル・シーンの右見て左見て特定のサブジャンルを意識しながら作ったわけでもなく、自らのルーツに忠実に、「ヘヴィ」であること、「アグレッシヴ」であること、を確実に音に込めた作品だと言えるんじゃないかなあ。

まあ、いろいろ勘違いも含まれているでしょうが、とり急ぎということで。
とにかく言いたいのは、カッコいいなぁーーーっ、ちゅーことです!

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2008/05/27

Metal Playlist 20080526

Sx10
ここんとこハードスケジュールと体調不良が重なってヘロヘロでした。ようやく復調して多忙期のゴールが見えてきたんですけど、ここでホッとして足元すくわれないように、自分に喝を入れるためにも久々のメタル・プレイリスト。
メタルもいろいろ聴きましたけど、やっぱりぼくは叙情的なものや耽美的なものは苦手みたいでして、「カラッと激しい(by 天龍)」ものが好みのようです。かつ、物見遊山というか秘境探検風なHR/HM詣での時期が過ぎて、もう普通にぼくのリスニング・ライフの一要素としてヘビメタが加わった感もあります。
まあ、ヒップホップやレゲエやR&B、ジャズやロックンロールと同様にメタルを愛しているという同士が他にどんくらいいるのかは知りませんが(^^;

01.Gotta Get Away Sx-10
02.Bring It Soulfly
03.Motorbreath Arise
04.Redneck Lamb Of God
05.To The Fallen Hero God Forbid
06.Henchman Ride Testament
07.Sick Boy Slayer
08.Rundown Quarter Tankard
09.Metal Forever Fueled By Fire
10.Hit The Lights Black Tide
11.Starter Evergreen Terrace
12.Therapy Caravan Of The Fair Room Memphis May Fire
13.Hearts Of Darkness Cavalera Conspiracy
14.I Scream Down
15.Dunwitch Electric Wizard
16.This Means War!! Busta Rhymes featuring Ozzy Osbourne

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2008/02/08

Metal Playlist 20080207

今宵のMetal Playlistは、以前にも書いたように、ぼくにとっては「奇形のロックンロール」だと思えるヘビィ・メタル・ミュージックの王道選曲。
このスティール・ハートの1曲目とかが、ぼくの考えるヘヴィ・メタルを象徴する曲です。
「疾走感」「ハイトーン・シャウト」「ドコドコ・ドラミング」「大見得を切るかのようなギターソロ」「拳を振り上げつつ呼応したくなるキャッチーなコーラス」などなど・・・・・・どれをとってもまさにヘビメタ!!
以前のぼくもそうだったように(^^;、これを「ダサい」といってしまえばそれだけだけど、「何故こうなったのか」を考えつつ聴いていると・・・実に実に興味深かったりするのです・・・もちろん拳は振り上げ気味で(笑)

あとヘビメタ狂いの副作用として、(一般的にはHR/HMに含まれない)ロックンロールや他のジャンルの曲を聴くと、いままでに無かったかのような新しい感じを受けたりします。それはヘビメタに疲れたから他が良く聴こえる(という部分も無きにしもあらず???)というわけではなく、そのジャンルだったりその音楽だったりその楽曲だったりが「何処を(若しくは何を)目指している」のかが、聴き手であるぼくの中でもクリアになっている印象があるような気がするのです。
そういう意味でも「奇形のロックンロール」にどんどん惹かれていく自分が今、ここにいるんだよなあ。


01.Rock'n Roll (I Just Wanna) Steelheart
02.Painkiller Judas Priest
03.Neon Knights Queensrÿche
04.Into The Lungs Of Hell Megadeth
05.The Last Act Of Defiance Exodus
06.War Ensemble Slayer
07.Can't Stop Suicidal Tendencies
08.Hells Bells AC/DC
09.Maximum Heartbreak The Datsuns
10.Rattlesnake Shake Skid Row
11.See The Light Shining Saxon
12.Ace Of Spades Motörhead
13.Seek & Destroy Metallica
14.Fucking Hostile Pantera
15.Blacken The Cursed Sun Lamb Of God
16.Rain Trivium
17.Seize The Day Avenged Sevenfold
18.Dear God Avenged Sevenfold
19.7 Days To The Wolves Nightwish
20.She's Gone Steelheart

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2008/02/05

Metal Playlist 20080204

昨日の雪もすっかり溶けてしまい、明日の朝にはまたいつもの東京になるだろう。
すべるし、交通機関狂うし、排気ガスでドス黒くなるし、そんなに好きではない東京の雪だが、まったく消えてしまうと、やはりちょっと寂しい気もするね。
なので今夜はバラードを聴こう。それもどうせならばベタベタのベッタベタでいこう!
バーボンをストレートでチビチビなめながら、塩辛いロッカ・バラードにはじまって・・・酔っぱらってからはいつものロックンロール大会に・・・というプレイリスト。

Metal Playlist 20080204
01.I Remember You Skid Row
02.Helpless Buckcherry
03.I Love You Duff McKagan
04.Whiskey In The Jar Metallica
05.A Little Each Day Suicidal Tendencies
06.Corruption Exodus
07.Fast And Loose Motörhead
08.Taking Your Chances Saxon
09.You've Got Another Thing Coming Judas Priest
10.C.O.D. AC/DC
11.Sticky Sweet Mötley Crüe
12.What's Eatin' You Airbourne

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2008/01/25

Metal Playlist 20080124

手抜き更新シリーズを思いついたので、暫くは試してみます(笑)
ようは、ぼくが毎日どんなヘビメタを聴いていたのかのプレイリスト(笑)
まあ、ヘビメタ以外の音楽を聴いてる時間もあるし、聴いた曲すべてというよりも、聴いた曲の中からアバウトにチョイスしたものなので、そんなに意味は無いんですけどね。
なんとなく、オイラが今、メタル狂いだということがわかるだけっつーか、そんだけのもんです。
しかし、ヘビィ・メタルは楽しいね!

Metal Playlist 20080124
01.Last Caress/Green Hell Metallica
02.The Art Of Partying Municipal Waste
03.Need Money For Beer Tankard
04.Mad Butcher Destruction
05.Spirit In Black Slayer
06.Hangar 18 Megadeth
07.Lost Again Suicidal Tendencies
08.Pyscho Holiday Pantera
09.We Stand Up Atreyu
10.Whole Lotta Rosie AC/DC
11.Too Much, Too Young, Too Fast Airbourne
12.Hearts Burst Into Fire Bullet For My Valentine

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2008/01/20

ヘビメタ・ライフ-(1)

いやあ、メタルいいねえ。今更なぜかヘビメタにハマったのが一昨年末で、そこから1年ちょい、熱が冷めたりブリ返したりしつつも、現在、絶好調でヘビメタ三昧っす!!

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綺麗な音楽。
もちろんワイルドでラウドでダーティだったり退廃的だったりするわけですが、楽曲ごとバンドごとサウンドごとの、ともすれば「全部同じ~」に聴こえる部分を乗り越えて、耳を傾けていると、なんだかんだでイチバン感じるのは「綺麗だなあ」っていうことだったりします。例えばスラッシュ・メタルの超名盤であるスレイヤーの「Reign In Blood」なんかを聴いていても、最初は「うるせえ騒音」としか感じないサウンドの中に構築美というかシンフォニックな響きが含まれているのに気付く快感・・・そうか、これがヘビィ・メタルなんだなあ、と。

言い換えれば、すごくロマンチックなロックンロールというのが、ヘビメタの魅力なのかもしれません。多分、ロック・ファンは皆、ロックンロールを聴くときに「ああ、だから自分はロックンロールが好きなんだよなあ」というツボを見つけている筈だと思うのですが、特にその中でもロックンロールの持つロマンチックな側面やビートやディストーション、ハイトーン・ボーカルとか(いわゆる)デス声などに代表される速攻性のある刺激、うろ覚えのまま引用するけど「エレキ・ギターのサウンドは、ミニマムなオーケストラだ」(とジミヘンだか誰だかが言ったとか言わなかったとか・・・^^;)という文脈においての交響曲的な壮大さとか、そういうツボを、なかば奇形的に拡大・誇張したロックがヘビィ・メタル、といえるような気がします。なんつって、理屈っぽい上に強引なのは承知の上だけどネ(^^;

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あと今、20代とかの若いメタル・バンドがいろいろ出てきていて、中でもアベンジド・セブンフォールドとかに特に感じるんだけど、良くも悪くも過去の歴史やしがらみにとらわれていないサウンド作りをするバンドがいろいろいて、それを聴くのがすげえ楽しい。ぼくがあえてメタル・ファンには受け入れ難いであろう「ヘビメタ」という呼称をこのブログで多用しているのとも被るような、ヘビメタにまつわる偏見や誤解、更にはそれらを踏まえた開き直りからも遠く離れた「好きだから演ってる」感じが、とてもフィットするのです。もちろん「クリスマスやアニバーサリーに浮かれるカップル」みたいな存在を呪い殺したくなるようなロックもあるべきだし、少なからず共感しないこともないのですが(^^;、「そんなの関係ねえ」とばかりにかき鳴らされる若いメタル・バンドの音が、「今更ヘビメタなんか聴くのかよ」というぼくの心の声をも吹き飛ばしてくれるのが、たまらなくイイネ!

というわけで、今ヘビロテしているメタル・アルバムを羅列しておこうかな。たまたま検索等でこれを読んでいただいているメタル・ファンの方がいらっしゃったら、こんなオイラへのおすすめとかを教えてもらえるとうれしいです!!

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The Art of Partying / Municipal Waste
邦題は「狂気のスラッシュ・パーティー」。もし、上に書いたみたいなことを伝えたら、「はぁ!? アホなんじゃねえの。とりあえずビール飲め!!」と言われてしまうだろう(笑)、ド直球なスラッシュ・メタル・バンド。いやもう最高ですって!!

Memphis May Fire / Memphis May Fire
メタル界にはなんだか細かなサブジャンルが沢山あるようでして、この新人バンドがどこに属することになるのかは、自分にはよくわかんねえのですが・・・。ただわかることは、ヘビィ・メタルと呼ぶしかないだろうカッコいいロックンロールをブチかましているバンドです。

Garage Inc. / Metallica
メタリカによるいろんなカバー曲を集めたアルバム。たしかにメタル初心者ではあるオイラですが、とはいえロックンロール愛好家としては25年以上のキャリアがありますからね! そんなぼくにはかなり直撃なロックンロール・アルバムだったりします。あとメタリカでは「St. ANGER」のシングルにカップリングされているラモーンズ・カバーもまったくもってストライク!!

Cowboys From Hell / Pantera
あれこれヘビメタを聴くようになってからの最大の収穫の一つがこのパンテラかもしれません。リアルタイムで聴いてた人には、かなり「なにを今更」だろうとは思いますが、いや、あの、ホント、滅茶苦茶カッコいいサウンドです。

Official Bootleg: Master Of Puppets / Dream Theater
メタル・ファンからはキチガイ扱いされるかもしれませんけど・・・。あまたの評判をよく聴く前にメタリカの「Master Of Puppets」を聴いた時はやっぱり「なにこれ、すっげえ!!!!」と思いましたよ。でもリアルタイムではないからか、メタリカやヘビィ・メタルへの思いがやはりそれほどでもないせいか・・・なぜか愛聴盤とまではいきませんでした。(↑の「Garage Inc. 」や「St. ANGER」、「Relord」、スラッシュ期なら「Ride The Lightning」の方が好き・・・スンマセン・・・)
で、そんな印象がこのドリーム・シアターによる「アルバム丸ごと」カバー・ライブ音源を聴いた途端にブッ飛びました。やっぱしヘビメタの一つの到達点と呼んでも差し支えないほどの名盤ですな。実は・・・これもメタル・ファンには非難轟々だろうな・・・ドリーム・シアターのオリジナル・アルバムは今に至るまで聴いたことないんですが、時代やバンドの個性を越えたメタル・ミュージックの素晴らしき成果だと思えてなりません。

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